【BEASTARS】最新話「第171話」ネタバレと感想【唇見つめて恐喝してる】

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板垣巴留/秋田書店『BEASTARS』

これまでの『BEASTARS』ネタバレを読みたい方はこちらにまとめています↓

『BEASTARS』のネタバレまとめ>>>

2020年4月2日発売「週刊少年チャンピオン2020年18号」に掲載されている『BEASTARS』の最新話である「第170話」

読んでない方に向けて詳しく内容をお伝えしていきます!

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前回のあらすじ


キューはレゴシの本気は草食獣を守るために発揮されることを知りました。

そしてレゴシは自分が総入れ歯だということを思い出して歯のない噛みつきという攻撃方法を編み出しました

ですがその情報をキューはメロンに大金で売り渡していたのです。

前回「170話」のあらすじ・ネタバレはこちら

『BEASTARS(ビースターズ )』最新話【第171話】のあらすじ・ネタバレ

板垣巴留/秋田書店『BEASTARS』
板垣巴留/秋田書店『BEASTARS』

【三途の川】

キュー(レゴシに頭をかぶりつかれるまで ずっと都市伝説だと思ってた 肉食獣の口の中は草食獣にとって最も死に近い場所 だから入ると三途の川が見えるなんて)

キューの見た〝三途の川〟の風景は川の水が干上がってずっと困窮していた自分の人生そのものに見えていました。

親に金目的で生き餌として売られて学もない事へのコンプレックスを抱えていたキューにとっては干上がった三途の川は死んだあとも貧しいのかという絶望感に囚われてレゴシの情報をメロンに売り渡していたのでした。

キュー(売られる続ける人生だった 獣が獣を売るなんて私の世界では当たり前だ)

【レゴシの本能】

キューはレゴシの情報を売って得た大金を前に後ろめたさを感じていました。

ですがそのレゴシは断食2日目にして空腹のあまりキューに助けを求めて来ていました。

レゴシ「俺 地味に大食いだったんだなーで あとから気づきましたよ…学校では毎晩米二合は食ってたし…そのバッグの中身はお米ですか?」

思考力の落ちていたレゴシはキューの行動を疑う余裕すらありせんでした。

キュー「お前が私の頭にかぶりついた時に腹の音が鳴っただろ お前の最後の凶暴を引き出すのは〝空腹〟に間違いない」

そのための断食のつらさに耐えかねてレゴシはキューに頼み事をしに訪ねてきていました。

レゴシ「ん〜いやこれは その いち種族お恥ずかしいお願いではあるんですけど あの『まて』と…俺に言ってください」

イヌ科にとっては自分の意志よりも他者からの命令が絶対でした、

それを言ってもらえれば死ぬまで待つことができるのです。

その言葉を聞いたキューは死ぬまで言いつけを守ったレゴシを想像して胸を痛めていたのです。

キュー「断る! お前は私に心を開きすぎだ そんな思い責任は負いたくない」

そう言ってキューはレゴシに命令することを拒否しました。

ですが空腹で凶暴化したそれでは収まりません。

レゴシ「ください 『まて』!! 言わな… なら 言わせるまでです」

キューの縄を無造作に掴み取って引き寄せたレゴシは片足を掴んで逆さ吊りにして自分に命令を与えてくれと迫ります。

レゴシ「待つ行為は俺たちイヌ科の専売特許です 『よし』と言われるまで体温が上がり続けるんです」

凶暴な獣の顔でレゴシはキューに迫ります。

レゴシ「だからかなー お母さんに『一緒に暮らせるまで待っててね』って言われて待ってた数年はそんなにキツくなかったんですよねー 信じられる『まて』なら尚更…」

余計なことまでレゴシは口走っていました。

キュー(こいつは馬鹿でイカれてて 凶暴で真っすぐで 自分の種族に正直だ 私が金欲しさに裏切ったことなんて お前にとってはどれだけ低俗で小さいことなんだ)

意を決してキューはその言葉を言い放ちます。

キュー「…まて… まてだレゴシ 『よし』と私が叫んだその時は…私…食べてくれ…」

レゴシ「何 言ってるんですか キューさんの『よし』を聞いた時 俺はメロンに勝つんですよ」

その言葉を聞いたレゴシはすぐに冷静さを取り戻していました。

レゴシ「ホラ もう体温が上がり始めてる 手がポカポカ 大きな『まて』をありがとうございます守り抜きます」

そう言ってレゴシは帰っていきました。

【コーポ伏獣にて】  

サグワン「大丈夫カナァ…レゴシ… モウ何日モ部屋カラ出テコナイネ…」  

立ち入り禁止と書かれて張り紙が扉に貼られたレゴシの部屋の前でゴマフアザラシのサグワンはレゴシを心配していました。

その部屋の中からはガリゴリという異音が聞こえてきていたのです。

決戦まであと1週間。

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『BEASTARS(ビースターズ )』最新話【第171話】の感想・考察

三途の川のは罪深いほど渡るのが困難だと言われています、

そのために歩いて渡れるほど干上がっていたのはキューに罪がなかったからという意味のはずなのですが。

それを自分の人生の貧しさの象徴と解釈してしまったようです。

自分の優しさも弱さと解釈するキューにはすべての事柄をネガティブにとらえているようです。

キューがメロンに接触して情報を売ったのは突発的なものでした。

凶暴さと律儀さが垣間見えるレゴシも〝怪物〟ではあるのでしょう、

その素直さは妙に愛嬌があるのですが。

…部屋の中から響く異音は不気味です。

硬いものを齧るようなその音、

以前シシ組が抜けたルイの角を齧って飢えをしのいでいたと言っていましたね…

野生を解き放つための断食はツラいものですが、

それを乗り越えて今度こそレゴシはメロンへの躊躇いを捨てることができるのでしょう。

次回に続きます。

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