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どうもきりん(@kikiki_kirin) です。僕は年間300冊以上の漫画を読んでいます。
この記事では、僕が今までに読んだタイトルから、おすすめの作品をランキング形式で100タイトル紹介します。
かなり厳選しましたので、絶対に面白い漫画だけのランキングになっています!
[chat face=”kirin.jpg” name=”きりん” align=”right” border=”green” bg=”none” style=”maru”]100タイトルに絞るの、本当に大変でした・・・。 [/chat]
ランク付けのルールと確認事項は以下のとおりです。
- ジャンルは問わない(人間ドラマ、ギャグ、ビジネス、サスペンス・ミステリー、歴史、時代劇、スポーツ、恋愛、アクション、ホラー、SF、ファンタジー、グルメなどなど)
- 完結済みの作品には完結の表示
- 有名作ばかりになってもつまらないので新しめの作品は加点
- 『ドラゴンボール / 鳥山明』『スラムダンク / 井上雄彦』『ONE PIECE / 尾田栄一郎』は殿堂入りとしてランキングから除外
- ランキングは随時更新
それではどうぞ!!
目次
おすすめ漫画ランキングの目次
お好きなところからお読みください。
おすすめ漫画ランキング【100位~81位】
【100位】終末のハーレム / LINK・宵野コタロー
SF
謎のウィルスが発生し、世の中に生き残った男性は自分を含めて5人だけという話です。
羨ましい!!
主人公”水原怜人”を含めた生き残った男たちには「子孫を残す」という使命が与えられます。というか使命がなくてもこの世で数少ない男なのでまあモテます。
かなりお色気要素が強い漫画で、漫画アプリで公開されていたものの規制に引っかかり公開が停止されるという色んな意味で話題の漫画です。
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『To LOVEる』のようなハーレム漫画が好きな方はきっと本作も病みつきになることでしょう。
【99位】食糧人類 / イナベカズ
ホラー サスペンス
高校からの帰り道、人間を食用として飼育する施設に拉致されてしまい、そこから脱出する話。
「何故人間を食用にする施設があるのか?」という疑問ですが、その答えは巨大なカマキリのような形をした化物に捧げるためでした。
「この化物の正体」だったり「化物と人間の関係性」みたいな謎が次々と発覚していってミステリー的な要素もある。
でもやはり、グロい。めっちゃグロいです。捕食シーンとかただ人間が噛みちぎられるだけじゃなくて、皮を剥いで食べたりする。あまり他のグロ漫画には見られない描写があります。
読んでるうちにこの一味違うグロさが癖になる・・はず。
【98位】凪のお暇 / コナリミサト
人間ドラマ
周りに気を使っていきてきた主人公”凪”が体調不良をきっかけに仕事と人間関係を捨てて周りに気を使わない休暇を満喫する話です。
凪が体調不良になったのは交際相手の”慎二”が原因なんですが、まあゲスい。
慎二は仕事もできて人気もあるんですが、「付き合っているのは体の相性が良いから」というセリフを平気で言います。この慎二が新居にもまとわりついてくるんですよね。嫌すぎる!
凪が全てを捨てたのは自分を取り戻すため。慎二に邪魔されながらも以前の空気を読む自分は捨てて新生活を送ります。「頑張って凪!」と応援しながら読んじゃう漫画です。
【97位】ヲタクに恋は難しい / ふじた
ラブコメディ
ヲタク趣味を持つ幼馴染、サラリーマンとOLのラブコメ漫画です。
pixivのWEB漫画で連載され、歴代一位のブックマーク数を叩き出した話題の漫画。
同じ趣味を持つもの同士、気の知れた仲が恋人同士になったときの接し方がわからない感じが初々しくていい感じ。
「オタク同士で楽だから、自分と交際しているのだろうか」みたいな不安を感じながら思いを伝え合い距離感をはかっていく展開がドキドキします。
【96位】殺し屋1 / 山本英夫
完結 バイオレンス
精神的なトラウマを抱えた殺し屋”イチ”の話。
主人公はイチですが、実際に物語を動かしていくのはイチを雇う”ジジイ”です。そして、ジジイの目的は”垣原”の組織を潰すこと。
ヤクザや裏社会が舞台なので、物語の中でグロいシーンがめちゃめちゃ出てきます。拷問のシーンとか、普通の人なら気分が悪くなるような事をしてます。例えば小学生とかって、虫とかにグロい事を平気でするじゃないですか。あれを人間にやる感じ。
イチの変態性も徐々に明かされてきて、怖いもの見たさでどんどん読んじゃう中毒性があります。ただ残酷なシーンが多いので一気読みするとどっと疲れる。そんな漫画。
【95位】おやすみプンプン / 浅野いにお
完結 日常
ありふれた街にいるようなありふれた少年”プンプン”が主人公の波乱に満ちた人生の物語。
人は誰しも嫌な出来事に出会った時に”負の感情”を抱きます。犬のフンを踏んだり人にぶつかられたりすると多少なりとも腹が立ちますよね。
しかし、大半の人はすぐに忘れることが出来る。前を向くでしょう。腹をたてることは疲れるので、そこから解放する。
この物語の主人公”プンプン”は、「一度負の感情を抱いた時、それを忘れることなく生きたとしたらどうなるか」を表していると思います。
『おやすみプンプン』を読み終わった時にどっと疲れている自分に気付く。めまいがするような漫画です。
【94位】Dr.STONE / 稲垣理一郎・Boichi
SF サバイバル
人類が石化されてから3700年経った地球で目覚めた”石神千空”が人類を科学で救う物語です。
登場する科学があの「くられ」が監修しているだけあってかなり本格的で、原始時代に戻ったような地球で1から鉄や磁石を作り出す過程が面白く組み込まれています。
また物語最大の謎である「なぜ突然人類が石化されたのか」という点についても伏線がしかれていて、「人類だけでなくツバメも石化していた」というような手がかりから予想するのが面白い。
全ての人類を生き返らせるべきではない「司派」との対立で争いもあり、科学でバトルする構図も新鮮です。
週刊少年ジャンプで連載されている今後も期待の漫画です。
【93位】ミナミの帝王 / 天王寺大・郷力也
経済 裏社会
大阪ミナミの闇金業者”萬田銀次郎”が借金の取り立てをする短編完結型の漫画です。
『闇金ウシジマくん』と設定が同じですが、ウシジマくんは登場人物の堕落っぷりを中心に描いているのに対して、この『ミナミの帝王』は「いかに借金を取り立てるか」に重点を置いています。
法律の抜け口を狙った詐欺同然の所業で金を奪われた人が借金者だったりして、見かねた銀次郎が助け舟を出したりする。どうにかして借金人にお金を作らせるプロセスが描かれるので「へー、そうなのか」と感心しながら読める。
経済とか法律まで触れながら借金を取り立てる漫画が『ミナミの帝王』です。
【92位】ドラゴン桜 / 三田紀房
ビジネス 受験
偏差値30程度しかない不良が日本の最高峰である東京大学を目指す物語です。
テレビドラマ化されて放送されるなど、かなり話題になりました。2018年に「ドラゴン桜2」が連載開始されました。
不良→東大と言うわかりやすいサクセスストーリー。
根拠のしっかりある勉強法や受験対策法が紹介されており説得力が備わっていたのが人気の秘密です。
とはいえ作中では一日のうち睡眠以外は勉強です。本書では不良が勉強に時間を費やせるようになったメンタルトレーニングについても触れていて、モチベーション管理にも役立ちます。
「勉強」に対する価値観が変わる漫画です。
【91位】かくかくしかじか / 東村アキコ
人間ドラマ 自伝
あの『東京タラレバ娘』を描いた東村アキコさんの人生を描いた自伝漫画です。
読んで思った感想は「えっ、これ本当にノンフィクションなの?」でした。それくらいドラマみたいな感動する展開なんですよね。
東村アキコさんが学生時代に通った絵画教室の日高先生とか愛に溢れてるし、絵に対する自信がめちゃめちゃあるのに受験も落ちる展開とかギャグみたいだし。
ラストなんか感動が止まりません。
マンガ大賞や文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞するなど評価されている漫画なので是非読んでみてください。
【90位】GE〜グッドエンディング〜 / 流石景
完結 学園 恋愛
『ドメスティックな彼女』を描いている流石景さんの作品です。
やはりこの方は「女々しい男」を描くのが上手く、好きな異性に対してアプローチせず言い訳ばかりする男子高校生がリアルに表現されています。
一方で女性キャラクターは可愛い。同級生であるクールな”雪”が甘えたり照れたりする表情は見ていて悶えそうになります。
思わずニマニマしてしまう漫画です。
【89位】闇金ウシジマくん / 真鍋昌平
サスペンス 裏社会
闇金業者である”丑嶋馨(うしじまかおる)”のもとに来る客の人間模様や裏社会を描いた話です。
ギャグ漫画みたいなタイトルですが内容はギャグの要素はカケラもないです。負の連鎖を体現してるような客が次々と登場する。あんまり鬱展開が多いので、長い時間読み込んじゃうと落ち込んだ気分になるので注意するべき漫画でもあります。
とはいえのめり込んで読んじゃう理由があながちありえない話でもなさそうな事。一巻に出て来る「若い女くん」編に出て来るOLとかは本当にいそう。ぜひ読んで欲しいです。
でも何より一番びっくりしたのは主人公のウシジマくんが23歳っていう設定です。
【88位】波よ聞いてくれ / 沙村広明
人間ドラマ
飲食屋でバイトする主人公”ミナレ”がバーで話した事がラジオで放送され反響を得たことをきっかけにラジオパーソナリティになる物語です。
「ラジオ」という馴染みのない珍しいテーマを扱っているのが特徴です。僕はあまり興味が湧かなかったのですが、「このマンガがすごい!2016」や「マンガ大賞」を2年連続受賞するなど話題になっているので読んで見ると・・・面白くて止まりませんでした。
自由奔放なミナレが起こす出来事の描写が主な内容ですが、男関係やバイト先でのトラブルなど、他人事だから面白く聴ける。まさに「ラジオ」のような漫画です。
【87位】ワンパンマン / ONE・村田雄介
バトルアクション ギャグ
どんな敵もワンパンで倒しちゃうヒーロー”サイタマ”の笑いと爽快感のギャグアクション漫画です。
とにかく主人公が最強。1ページ丸々使った迫力のある絵の凶悪な敵が出てきたって、次のページにはワンパンで倒されています。テンポが良い。
作画を担当しているのが『アイシールド21』の村田雄介さんですが、迫力のある敵キャラとデフォルメされた主人公のギャップを描く画力がテンポの良さにつながっているのでしょう。
物語が進むと登場するサブヒーローたちの成長を感じながらも最期はサイタマのパンチが火を吹きます。
【86位】世紀末リーダー伝たけし! / 島袋光年
完結 バトル ギャグ
体毛がめちゃめちゃ濃い小学生”たけし”がリーダー的存在を目指すギャグバトル漫画です。
小学生には見えないぐらい見た目のインパクトが強い主人公”たけし”を見るとギャグ漫画としか思えませんが、僕はバトルの展開が結構好き。
実はこの漫画、あの『トリコ』を書いた島袋光年さんの作品なんですよね。
なので、ギャグ漫画でありつつバトル展開が本格的で面白い。多彩な能力を持った敵との戦いやピンチになると仲間と合体して強くなるようなどんでん返し。ここら辺はドラゴンボールに似ています。
笑い要素強めのドラゴンボールと思ってもらえれば良いでしょう。
【85位】ドラゴンヘッド / 望月峯太郎
完結 サバイバル サスペンス
修学旅行から新幹線で帰る途中に起きた大地震によって崩壊した世界を中学生である”テル”が生き延びていく話です。
サバイバル漫画ですが、サバイバルの描写というよりかは廃墟と化した大都市の閉塞感やそれによって引き起こされる人間の狂気がよく描かれています。
いじめられっ子のノブオが徐々に狂っていきますが体に模様の絵を描き始めた時はマジで怖かったです。
1994年-1999年の連載で最近の漫画ではありませんが面白いです。
【84位】不滅のあなたへ / 大今良時
ファンタジー
地上へ降ってきた不思議な球が主役のファンタジー漫画。
小説の『キノの旅』に似ていて、短編完結型の漫画。謎の球の身の回りで起きる出来事を描いていく。
あの『聲の形』を描いた大今良時さんの作品なだけあって、それぞれの話に胸に刺さるシーンが散りばめられていて完成度が高い。キャラクターの感情の描写が上手なんですよね。1巻だけ読んだ時には球じゃなくて登場するキャラクターが主人公だと思ったほど。
一方で、合間合間で徐々に球の謎が明かされていく展開にも引き込まれていく。
生きているような魅力的なキャラクターたちと球の謎を紐解いていく漫画です。
【83位】彼岸島 / 松本光司
サバイバル ホラー アクション
全人類を吸血鬼化しようとする”雅”に対して人間が阻止する物語です。
前半の吸血鬼の力も生命力も人間の何倍もあり恐ろしいイメージに対して、後半のすぐ倒される雑魚キャラと化した吸血鬼の扱いをいじられつつある漫画です。
ホラースリラー→アクション漫画と珍しくジャンルが変化している漫画ですが不思議とテンポ良く読めてしまいます。
2002年に連載開始され現在も続いており、実写映画化するなど人気はお墨付き。
ホラーとしても、アクションとしても見れる。また後半にかけて弱体化する吸血鬼の様子をシリアスギャグとしても見れるのが『彼岸島』です。
【82位】とんがり帽子のアトリエ / 白浜鴎
ファンタジー
魔法使いに憧れる少女”ココ”が禁忌の魔法を発動させてしまい石化した母を助けるために魔法使いとして生きる物語。
とにかく絵が美しい。細部の書き込み、違うコマなのに繋がっているかのようなコマ割りがまるで絵本のよう。
美しい絵で紡がれる世界観も魅力的。「一般人が魔法使いになれない理由」「魔法使いがどうやって魔法を使うか」という部分がしっかりと考えられていて、他ではないこの世界における魔法使いの立ち位置が見えてきます。
第13回全国書店員が選んだおすすめコミック1位にも選ばれていて今後も注目の漫画です。
【81位】メイドインアビス / つくしあきひと
ファンタジー
まだ謎の多い迷宮アビスへ母を探しに行く物語です。
絵柄は可愛らしくファンシーな内容かと思いきや、中身は世界観がしっかり作り込まれた本格ファンタジー。
モンスターの料理シーンや主人公が通う学校風景、アビスの呪いで全身から血が吹き出るシーン。
こうしたキャラクターの「生活」を余すことなく描いているので、世界観にどっぷり浸かれます。
冒険心がくすぐられてしょうがない漫画です。
おすすめ漫画ランキング【80位~61位】
【80位】ケンガンアシュラ / だろめおん
格闘 バトルアクション
商人の利益争いのため、拳闘試合に”十鬼蛇王馬”が参戦する格闘バトル漫画。
本格的なバトルと迫力ある格闘シーンが特徴です。ちょっと範馬刃牙シリーズに似ているかも知れません。
また、登場するキャラクターも魅力的。ゴリゴリの男はもちろん、絞め技を得意とする美少年なんかも居たりする。
特に美少年が魅力的なキャラクターで、自分よりも何倍も体格の大きい相手に対して、自慢の顔をぐちゃぐちゃにされながらも諦めずに戦い勝利したりする。男臭くて好きです。
主人公以外にも魅力的なキャラクターが多くて推しメンに迷っちゃう格闘漫画です。
【79位】グラップラー刃牙 / 板垣恵介
格闘 バトルアクション
化け物じみた父親を持つ主人公”範馬刃牙”が父親を倒すべく日々格闘家としての腕を磨いていく物語です。
登場するキャラクターが皆地上最強を目指しているので、中国拳法、ボクシング、武器使いといった各分野のスペシャリストと戦います。
「もしも最強同士が戦ったらどうなるんだろう」という疑問を漫画にしたのがこの作品といえるかもしれません。作中で出てくる格闘理論はかなり本格的で読者を置いていかない工夫がされています。
ちなみに刃牙の父親は地震を素手のパンチで止める人間です。これに関してはもはやギャグですが果たして刃牙はどう勝つのでしょうか・・・
【78位】BEASTARS / 板垣巴留
動物 人間ドラマ
擬人化された動物たちの世界のある学校が舞台の話です。
「擬人化された動物」という一見するとポップでゆるい日常系漫画かと思いますが、本作は非常にシリアスでヒューマンドラマ的な漫画になっています。
作中で表現される草食動物と肉食動物の間にある確執や軋轢はまるで人間の人種差別を風刺しているかのようでついつい読み込んでしまいます。
ヒロインであるウサギのハルをめぐったオオカミのレゴシとアカシカのルイの三角関係は人間よりも人間らしく昼ドラに近いドキドキを感じながら見てしまいました。
【77位】CUFFS 〜傷だらけの地図〜 / 東條仁
完結 格闘 人間ドラマ
銃で撃たれ死んだチンピラの男”龍二”が息子に乗り移り家族のために生きていく話です。
中身が入れ替わるという展開ですがミステリー的なストーリーではなく、龍二が今まで好き勝手に生きてきた人生を清算する、心の成長を描いた漫画になっています。
アクションシーンもスピード感があって喧嘩漫画としても面白い。敵だったキャラが味方になったり味方だったキャラが敵になったりするので、読めない展開の先が気になります。
改心して家族のために生きた龍二の結末は感動でした。今でも何回も読み返してしまう漫画です。
【76位】ハリガネサービス / 荒達哉
スポーツ バレーボール
針に糸を通すようなサーブが出来る高校生が主人公のバレーボール漫画です。
バレーボール漫画といえば『ハイキュー!!』が有名ですが、かなり異なった雰囲気です。
『ハイキュー!!』がリアルを追求し、試合中の緊迫感を楽しむ漫画だとすれば、この『ハリガネサービス』は超人的な能力を持ったキャラクター達の試合をアクション漫画的に楽しむものです。
『テニスの王子様』ほど現実離れはしていませんが、スポーツ×アクションが好きな方にはオススメです。
【75位】るろうに剣心 / 和月伸宏
完結 バトルアクション 時代劇
明治時代、人斬り抜刀斎と恐れられた”剣心”の身の回りで起こることを描いた物語です。
1994年-1999年に連載された作品ですが今でも色褪せない名作です。佐藤健さんが主演の実写映画も3作上映されており、どれもヒットしました。
この『るろうに剣心』はバトルシーンに迫力があり文句なしに面白い作品です。
また「二重の極み」や「天翔龍閃」など多くの必殺技もカッコイイ。僕も練習してました。(出来るわけないのに)
【74位】ハイスコアガール / 押切蓮介
ギャグ
1990年代のゲームセンターで出会った小学生の男女の物語です。
『このマンガがすごい!』オトコ編で2位を獲得しアニメ化するなど、人気度合いが伺えます。
内容としては、『”ストリートファイターⅡ”が得意なゲーム好きの主人公の矢口春雄と、春雄よりも”ストリートファイターⅡ”が得意でゲーム好きのお嬢様である大野晶が掛け合う』というもの。
テンポの良いギャグとツッコミが見ていて飽きません。
そして「魔界村」や「餓狼伝説」といったアーケードゲームが次々登場して懐かしい思いが止まりません。
アラフォー世代にはたまらない漫画でしょう。
【73位】BTOOOM! / 井上淳哉
完結 バトルアクション
オンラインゲームが趣味の”坂本竜太”がある日目覚めると居た無人島で、爆弾を使ったバトルロワイヤルを強いられる話です。
漫画ながらに爆弾を使ったゲームの完成度が高い。爆弾の種類が豊富でシーソーゲームの展開が繰り返されていきます。実際にこの『BTOOOM!』は実際にスマホアプリとしてゲーム化もされました。
よくよく調べてみると作者が元ゲームデザイナーということでした。納得です。
そして本作の最大の特徴は「最終巻が2種類あること」でしょう。これ、一回聞いただけじゃ意味がわかりませんね。つまり、ハッピーエンドとバッドエンドというマルチエンディング形式を別々のストーリーを描く事により表現したんですね。
漫画界でも類を見ない事です。天才です。
一度で二度楽しめる漫画がこの『BTOOOM!』です。
【72位】東京喰種トーキョーグール / 石田スイ
完結 バトルアクション
ある日喰種に襲われた”カネキ”。目が覚めると自身が人肉を食べないと生きられない喰種になっていた話です。
躍動感のあるアクションシーンと多彩な表情を描く画力が圧巻です。
また物語が進むにつれて主人公”カネキ”がどんどん変貌していくのが恐ろしい。最初は人肉なんか食べることのできない草食系男子って感じなのに、最後の方はサイコパスみたいになっていく。
読めば読むほど狂気に満ちていくのも本作の魅力です。
【71位】無限の住人 / 沙村広明
完結 バトルアクション 時代劇
不死身の男”万次”が用心棒として両親を殺された”浅野凛”と共に戦う時代劇物語です。
1993年に連載開始された漫画ですが文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しアニメ化・実写化するなど根強い人気があります。
登場するキャラクターたちが「そこにいるだけ」でなく、それぞれの信念や目的によって動いていることを細かく描いているので物語に立体感があります。
また、作者の画力によりバトルシーンが映像を見ているかのような迫力。
時代劇漫画が好きなファンからも高い評価を得ているので、時代劇好きな方にはオススメの漫画です。
【70位】サンケンロック / Boichi
完結 バトルアクション 裏社会
16歳の少年が韓国マフィアのボスになり勢力を拡大していく話です。
画力が高く影の書き込みがかなり細かいので、筋肉の質感がめちゃめちゃリアル。喧嘩のシーンとか迫力が凄すぎて震えます。
ストーリーはざっくり言うと「悪いマフィアを倒していく」と言う感じ。信念を持ち、常に正しいことを考えながら戦うケンがかっこいいです。
あとはユミンが可愛い。
【69位】ファイアパンチ / 藤本タツキ
完結 ダークファンタジー
体が再生する能力を持った主人公”アグニ”が「燃え尽くすまで消えない炎」を身に纏い、村を滅ぼされた復讐をする物語です。
この『ファイアパンチ』はWEBで連載が始まった漫画で、一話からかなり話題になりました。
話題になった理由は僕が思うに「斬新さ」と「濃密さ」にあリます。
「腕を食べる村」とか「村ごと燃やす兵士」とか「燃やされたまま生きる主人公」とか、全部衝撃的。全て一話の出来事。
その後も物語が進むにつれて展開される独特な発想にただただ驚かされる漫画です。
【68位】探偵学園Q / 天樹征丸・さとうふみや
完結 推理 学園
中学生”キュウ”が幼い頃探偵に助けてもらったことをきっかけに「世界一の探偵」になるべく探偵学校へ入学する話です。
『名探偵コナン』のような推理漫画。「読者でも一緒に推理できるように」という作者の想いから、登場するトリックやそのヒントをキャラクターたちが順を追って説明してくれます。なので、一緒に謎を解いている気分になれる。
各話のトリックも良いですが、物語全体を通して張られた伏線も素晴らしい。キュウを助けた探偵が、実はキュウとの間にとんでもない関係があることを物語の終盤になって明かされます。その瞬間は鳥肌が立ちました。
【67位】服を着るならこんなふうに / 縞野やえ
ファッション
ファッションに興味のないアラサー”祐介”が同窓会で恥をかいたことをきっかけに妹とオシャレになるために奮闘する物語です。
漫画でありながらもファッションを理論的・体系的に説明してくれるので、読むだけでファッションセンスが磨かれます。出てくる洋服も実際にある服でブランドと商品名を記載しています。なので、めちゃめちゃ参考になります。
話の展開としてもテンポがよく面白い。「洋服を買いに行く時に着る洋服がない」とか、「久々に会った友達がオシャレなのに自分だけ部屋着みたい」みたいなオシャレにあまり気を使わない人の気持ちを的確に表現しているので、共感できて胸に刺さるシーンが多いです。
ぜひご一読を!
【66位】甘々と稲妻 / 雨隠ギド
完結 グルメ 人間ドラマ
高校教師の男と5さいの娘、教え子の女子高生の3人が織りなすホームドラマ漫画です。
主人公である犬塚公平は妻を亡くした高校教師です。ある日娘のつむぎと散歩していると、一人で花見をしている料亭の娘である女子高生、飯田小鳥と出会います。
小鳥が食べていた手作り弁当につむぎが惹かれ、それから3人で力を合わせて料理を学びながら食卓を囲む日々が始まります。
この漫画に出てくる料理は本当に美味しそう。土鍋で炊いたご飯のシーンは湯気が立ってて米につやがあるのが伝わってきます。
また、最初は父に遠慮していた娘が変わっていくような、料理を通して父と娘が心を通わしていく過程に思わず涙ぐむ漫画でもあります。
心を暖めたいときにオススメの漫画です。
【65位】ゴールデンカムイ / 野田サトル
グルメ 歴史 アクション
元陸軍兵の主人公”杉元佐一”が幼馴染を助けるべく、埋蔵金を目指す物語です。
また、旅の同行人であるアシリパの顔芸が有名な漫画ですね。
登場するアイヌの文化や料理は北海道アイヌ協会の理事長にも褒められるほどリアル。
グロテスクなシーンも度々登場しますが時折出てくるアシリパの顔芸に笑ってしまい、負担なく読むことができます。
手塚治虫文化賞やマンガ大賞をはじめ様々な賞を獲得していて人気はお墨付き。
バトル、グルメ、歴史、ギャグと全てのジャンルがハイレベルで描かれていて物語に立体感がある漫画です。
【64位】狂四郎2030 / 徳弘正也
完結 SF 人間ドラマ
2030年の日本、遺伝子管理のために男女が隔離された世界でインターネットを通じて知り合った志乃に会うために奮闘する狂四郎の物語です。
本作の世界は遺伝子が人の優劣を決めるという思想から徹底的に管理された社会が舞台です。
交配相手を管理されるという道徳とかけ離れた世界で人々が理不尽な思いをするシーンも多く、見ていると「人間のあり方」について考えさせられます。
ところどころに放り込まれるギャグも面白く、全体的にバランスが取れた良い作品です。
【63位】行け!稲中卓球部 / 古谷実
完結 ギャグ
稲豊市立稲豊中学校の卓球部が舞台のギャグ漫画です。
独特な絵柄から繰り出される個性的なキャラクターは一度見たら忘れません。多くのキャラクターが登場しているのにまともな人物が一人も居ない。
テンポの良い展開のギャグが常に笑わせてくれます。
講談社漫画賞一般部門も受賞していて幅広く人気です。
【62位】鋼の錬金術師 / 荒川弘
完結 バトルアクション
錬金術を使うエルリック兄弟が織りなす能力バトル漫画です。
国外問わず人気の『鋼の錬金術師』ですが、読んだことがなくてもキャラクターを知っているという人は多いでしょう。
この漫画は全てにおいてハイレベル。伏線の張り巡らせ方、動きのあるバトルシーン、キャラクターの魅力、どれを取っても優れています。
特にラストにかけてまとまっていく伏線は頭の中で点と点が繋がっていき圧巻です。多少難しいかもしれませんが、時間をかけて読む価値はある作品です。
【61位】ヒミズ / 古谷実
完結 サスペンス
家庭崩壊した環境で育ち、平凡な人生を夢見ていた中学生”住田”が父親を殺してしまったことにより人生が180度変わっていく物語です。
住田は父親の遺体を隠し、最初は平凡な人生を歩もうとします。しかし、悪夢として父親が出てくる。罪の意識が消えない住田の人生はさらに狂ってしまうという救いようのないストーリー。
この作品の作者は『行け!稲中卓球部』と同じ「古谷実」です。僕はこの『ヒミズ』を読んだ時に思ったことは「え・・・?あの古谷実?同姓同名で違う古谷実じゃなくて?」でした。
それほどまでに一変した作風です。ギャグは一切なく、救いようのない人生を歩む主人公をシリアスに描いています。
おすすめ漫画ランキング【60位~41位】
【60位】MAR / 安西信行
完結 能力バトル ファンタジー
中学生の主人公”ギンタ”がある日メルヘンの世界「メルヘヴン」に呼び出されたことをきっかけに世界を救っていく物語です。
『烈火の炎』を描いた安西信行さんの作品で、こちらも能力バトル漫画です。
相変わらず「どんな能力があるんだろう」というワクワク感を演出するのが非常に上手。
「武器にマジックストーンを使うと好きな能力を付加することができる」みたいな設定はダンジョンで見つけた宝箱を開けるような感覚に似ています。
ラストでの伏線やストーリーのまとまり方も非常に綺麗で読み応えのある作品です。
【59位】RAINBOW-二舎六房の七人- / 安部譲二・ 柿崎正澄
完結 人間ドラマ
少年院で出会った七人の人生を描いたヒューマンドラマ物語です。
戦後、戦争が無くなったとはいえ貧富の差はあり、時代の被害者となる子供達や米兵の理不尽な振る舞いは世の中に横行していました。
主人公である七人は理不尽な思いをして少年院に入った少年たちです。
少年院の中でも看守や担当医師の横柄な振る舞いによって理不尽な思いをたくさんするのですが、諦めずに生きていこうとする姿が感動します。
ラストは涙なしには見られませんでした。
あまり有名な漫画ではありませんが小学館漫画賞を受賞しており、アニメ化もされています。
『RAINBOW-二舎六房の七人-』は”愛と勇気の物語”とも称されているヒューマンドラマ漫画です。
【58位】囚人リク / 瀬口忍
完結 脱獄
冤罪で投獄されてしまった主人公リクが脱獄を目指すアクション漫画です。
物語は一度投獄されるとあとは死を待つのみという世界で話が進みます。
主人公のリクはまだ13歳の少年で、周りの囚人との喧嘩も殴られっぱなし。唯一の長所は諦めない心です。
リクが心だけで周りの囚人たちを味方につけ、脱獄への道を切り開いていくのは爽快感があります。
主人公が熱い漫画が好きな人にはオススメです。
【57位】自殺島 / 森恒二
完結 サバイバル
「自殺未遂を繰り返した末、目覚めると自殺未遂者が集められた無人島に居た」という物語。
無人島で食べ物を探し行動する中で主人公”セイ”は生きる意味を見つけていきます。
登場人物は皆一度は自殺を試みた過去があり、島で目覚めてパニックになります。再度建物の屋上から飛び降りる者もいれば、水を探しに出る者もいる。
法のない無人島で様々な考え方が出てくる訳ですが、その全てが人間らしく非常に深い作品です。
また作中に登場するサバイバル術は作者の実際の経験から描かれており、勉強になる。
サバイバル漫画でありながら、人間としての多種多様な生き方、考え方を垣間見れる良い作品です。
【56位】今日からヒットマン / むとうひろし
完結 アクション
平凡なサラリーマン”稲葉十吉”が家族を人質に取られたことからヒットマン(殺し屋)になる話です。
ヒットマンの話なのでバイオレンスなシーンやアクションシーンが多め。
しかし、僕はこの漫画はバイオレンスアクションの皮を被ったお色気漫画だと思っています。
というのも、ヒロイン”ちなつ”が可愛い。人が死ぬシーンが気にならないくらい可愛いです。
全31巻でスピンオフ作品も出版されており、実写化もされていて根強い人気がある漫画です。
【55位】モンタージュ / 渡辺潤
完結 ミステリー
未解決の大事件「3億円事件」をテーマにその謎を描いたミステリー漫画です。
主人公の”大和”はある日「3億円事件の犯人はお前の父親だ」と突然告げられるところから物語は始まります。
大和は謎の真相を追い求めます。しかし、覚えのない殺人事件の容疑をかけられ追われる事に。
作中での3億円事件の真相はフィクションではありますが、追われながら謎が解き明かしていく展開はミステリーらしく後半になればなるほど惹きこまれていきます。
大和の父親視点で語られる「過去編」で明かされた謎の真相は悲しい展開でした。
【54位】出会って5秒でバトル / はらわたさいぞう・みやこかしわ
能力バトル
オンラインゲームでトップランカーの高校生”白柳 啓(しろやなぎ あきら)”がある日誘拐され、命をかけた戦いを強いられることになる物語です。
タイトル通り能力バトル漫画で、各キャラクターは与えられた能力を使って戦います。
主人公が与えられた能力が斬新で「相手があなたの能力だと思った能力」。つまり、「俺は瞬間移動が出来る」と相手に思わせることが出来れば瞬間移動が出来るのです。他の漫画には無いですよね。
敵の能力も珍しいものが多くて、それが明かされないまま推理しながら戦いが展開していくのが面白いです。
【53位】僕といっしょ / 古谷実
完結 ギャグ
ホームレスの兄弟を中心とした涙はなく笑いしかない物語です。
この漫画はあの『行け!稲中卓球部』を描いた古谷実さんの作品。
僕はこの『僕といっしょ』を初めて読んだ時は強烈な個性の絵が頭に残ってしばらく離れませんでした。
そして、家庭崩壊、同性愛、家出などギャグ漫画とは思えないテーマを扱いつつも独特な展開で笑いに昇華されている癖になる漫画です。
【52位】プラチナエンド / 大場つぐみ・小畑健
サスペンス バトルアクション
飛び降り自殺を試みた主人公”架橋明日(かけはしみらい)”が天使に助けられたことをきっかけに神になるための戦いに巻き込まれていく物語です。
本作はあの「デスノート」を描いた大場つぐみ・小畑健ペアによる漫画です。
この『プラチナエンド』では天使から授かった「翼」と「矢」を使用して戦うわけですが、設定がかなり作り込まれています。例えば「矢は射程距離は31.6m、連続して射つには2秒間を開ける必要がある」といった具合。
デスノートさながら、細かい設定を漫画の展開の中で効かせてくるのが流石です。
ハイレベルな頭脳戦が面白い漫画です。
【51位】新宿スワン / 和久井健
完結 アクション 裏社会
新宿歌舞伎町を舞台にしたスカウトマンが主人公の物語です。
スカウトという珍しいテーマを扱っていますが、作者が元スカウトマンということからかなりリアルに描かれています。
読みながら「へ〜」と新しい発見があるのでスカウト業界を知るきっかけになるかもしれません。
また、人の生死や絆を扱った人間模様が濃密に渦巻く様子は見事です。全38巻ながら、一巻の時点でラストまで思い浮かんでいたとしか思えない伏線と展開には読んでいてため息が出ます。
ドラマ化・実写映画化と、その人気もお墨付き。
【50位】BLEACH / 久保帯人
完結 バトルアクション
霊感の強い高校生”黒崎一護”が死神として悪霊との戦いに巻き込まれていく話です。
全74巻と長期連載され惜しまれながら完結しました。
躍動感のある戦闘シーンは流石です。特に1ページを使った、時が止まったような一瞬を切り取ったシーンが圧巻なので、戦闘にメリハリがあります。
あとは女性キャラクターが可愛くてセクシー。男性キャラクターも被りがなく多彩なキャラクターですが、織姫や夜一、乱菊など男ゴコロをくすぐる魅力的な女性キャラクターがたくさんいて飽きません。
【49位】嘘喰い / 迫稔雄
ギャンブル
「嘘喰い」と呼ばれる”斑目貘”が秘密組織「賭郎」の頂点を目指し、命をかけたギャンブルをしていく物語です。
自身の体を失うリスクを背負うみたいな命を賭けるというスリルのある展開だけでなく、熱いハイレベルな頭脳戦が繰り広げられます。
特に序盤に出てくる「ハングマン」とかは完成度が高い。「数字に意味を持たせたババ抜き」で心理戦に深みが増してます。
最初から一気に引き込まれる漫画。
【48位】GANTZ / 奥浩哉
完結 SF バトルアクション
電車に轢かれ死んだはずが生きていた主人公が謎の力により強制転送され、星人と戦う話です。
とにかく世界観が不気味。言葉に表せないけど、なんか不気味です。
陰キャラっぽい主人公、一見可愛らしいゆるキャラっぽい星人の凶暴性、ガンツの球が使う子供っぽい言葉など、様々な要素が作り上げる世界観が不気味さを醸し出しているのでしょう。
「なぜ命をかけて戦わされるのか」「ガンツとはなんなのか」と次々に非日常が訪れ考える間も無く物語が進み、気づいたら不気味な世界観に引き込まれています。他の漫画には真似できない展開がすごい。
アニメ、映画、舞台化と人気漫画というには申し分ないヒットを飛ばしているので、読んだことない人には是非読んでほしい作品です。
【47位】モンキーピーク / 志名坂高次・粂田晃宏
ホラー
会社のイベントで登山をしている最中巨大猿に襲われ集団で遭難してしまうという話です。
得体の知れない猿に襲われ、一行は下山を試みるのですがその度に行く手を阻むのがこの巨大猿。
「味方に巨大猿のスパイがいる」という先が読めない展開が面白いです。
個人的に忘れられないシーンは、命を狙われる状況下でおかしくなった”安西”がした仲間に対する拷問。恐ろしかったです。
【46位】惡の華 / 押見修造
完結 サスペンス
好きな子の体操服を嗅いでいるところを女子に見られたところから人生が狂ってしまう変態中学生の話です。
この漫画の良さはなんとも形容しがたいですが、登場人物がみんな変です。それが癖になる。
好きな子の体操服を嗅ぐ主人公、それを見つけて「着ろ」と命令するクラスメートの女子、体操服を盗まれたのに何故かストーカー化するクラスのマドンナ。
変態の宝石箱や・・
思春期のドロドロした想いが詰まっている漫画です。おすすめです。
【45位】CLAYMORE / 八木教広
完結 ダークファンタジー
妖魔を倒すために生み出された半人半妖の主人公”クレア”が宿敵を倒すために戦う物語です。
珍しく主人公が女性。
物語が進むにつれ伏線が明かされていき、ラストでは綺麗に全ての謎が明かされます。
半人半妖の種族たちが生み出された目的は妖魔を倒すためという名目でしたが、本当の目的が明かされた時は「そうきたか」と思わされました。
また、細部まで書き込まれた絵が綺麗。時が止まったような一瞬を切り取る描写が上手いです。
【44位】金色のガッシュ!! / 雷句誠
完結 能力バトル
魔界の王を決める戦いのためにやってきた”ガッシュ”に天才中学生”清麿”が巻き込まれていく話です。
100人近い色んな魔物が登場するんですが本当にみんな格好良い。龍族とかカンフー使いとか、文字面だけでカッコ良いですよね。能力も個性があって、雷を出したり身体能力を上げたり。読んで思うのは「よくこれだけ思いつくな・・」と。
展開も熱い。パートナーであるシェリーを「王になるための道具」としか見ていなかったブラゴが最期にシェリーに言った「お前は最高のパートナーだった」というセリフはかなりグッときました。数々の視線を乗り越えてきた二人の絆が全て詰まっているようなセリフ。
おすすめです。
【43位】ダーウィンズゲーム / FLIPFLOPs
能力バトル
親友からのアプリ招待を受けて参加したゲームが命を賭けたバトルロイヤルゲーム「ダーウィンズゲーム」だった、という話です。
「ダーウィンズゲーム」の参加者は一人ひとり異なった「異能」を与えられるという、いわゆる能力バトル漫画。
ある日突然能力を与えられてバトルロイヤルをさせられるという雰囲気が「出会って5秒でバトル」と似ています。
能力は名前が結構厨二っぽくて好き。相手の行動を予測する「世界関数(ラプラス)」とか、水を凍らせる「開かずの氷室(カストルライト)」とか。カッコイイ。
【42位】僕だけがいない街 / 三部けい
完結 サスペンス
タイムリープ能力を持っていることに気づいた主人公”藤沼悟”が母親を殺した犯人を突き止めていく話です。
ピザ屋のバイトをしながら生計を立てている悟が身の回りで起こる悲劇をタイムリープによって回避していくのが基本的な話の流れ。
こうしたタイムリープをテーマにした漫画は、変えた過去が未来に及ぼす影響が物語の面白さを左右するのですが、この『僕だけがいない街』はそれがお見事です。
「過去を変える→変わった未来によって謎が解き明かされる→過去に戻る」のループによって悟の母親を殺した犯人に近づいていく流れがまるでパズルを解いていくかのようで、後半になればなるほどページをめくる手が止まらなくなります。
全ての謎が解けたときの衝撃は思わずもう一度読み返してしまうほどの展開でした。
【41位】アオアシ / 小林有吾
スポーツ サッカー
やや個人プレーが目立つものの類いまれなるサッカーの才能を持つ中学生”青井葦人”がユースに入団しサッカーの腕を磨いていくサクセスストーリーです。
主人公が最初からエリートではなく、努力して周りの優秀な選手たちに追いついていく。スランプから気づきを得て上達していく流れがしっかり描かれていて納得しながら読むことができます。
サッカーの描写も本格的で絵も見やすいです。
おすすめ漫画ランキング【40位~21位】
【40位】アルスラーン戦記 / 田中芳樹
ファンタジー
戦乱により国を奪われた王子”アルスラーン”が仲間を集め国を取り戻す物語です。
作画を『鋼の錬金術師』の荒川弘さんが務めています。原作は小説です。
「各地にいる仲間を集めながら国を奪還する」みたいなところがファイアーエムブレムっぽいです。ここら辺が好きな人は面白いと思います!
また、最初はなよなよしていて女の子っぽい主人公のアルスラーンが成長して頼もしくなっていきます。「どうやって国を奪うのか」といった戦術的なところも描かれていて先がきになる漫画です。
【39位】金田一少年の事件簿 / 天樹征丸・さとうふみや
完結 推理
名探偵を祖父に持つ高校生”金田一一(きんだいち はじめ)”が事件を解決していく話です。
「ジッチャンの名にかけて!」の決めセリフで知られています。
いわゆる推理漫画ですが、作中に全ての証拠が描かれているので読者が推理して真相を導き出せるようになっています。読みながら考えるのが楽しい。
第19回講談社漫画賞少年部門受賞しており単行本の発行部数は9000万部超えと凄まじい記録。
『金田一37歳の事件簿』という続編も連載されています。
【38位】アイアムアヒーロー / 花沢健吾
完結 ゾンビ ホラー
ある日突然街の人々がゾンビになっていたゾンビパニック漫画です。
マンガ大賞を2年連続で受賞しています。
この漫画は「人々がゾンビになった原因を突き止める」というような正義のストーリーではなく、ゾンビに溢れかえってしまった世界でもなんとか生き延びるサバイバル展開。
物語の冒頭、ゾンビになる容赦無く襲ってくる彼女に対して、主人公は「ちょっ、痛いよ〜」みたいな、冗談だと思っているシーンがあります。
一見シュールですが、実際に僕たちが同じ状況になっても「こういう反応をするんだろうな・・」と思わされます。
『アイアムアヒーロー』は、もがいて生きようとするリアルなゾンビパニック漫画です。
【37位】食戟のソーマ / 附田祐斗・佐伯俊
グルメ 学園
定食屋の息子として育った主人公”幸平創真(ゆきひら そうま)”が、料理の腕が全ての価値観である名門料理学校へ編入し成長していく物語です。
本作はいわゆるグルメ漫画ですが、意外性のある料理が多く登場するのが特徴です。創真が定食屋の息子という設定上、定食をアレンジしたものが出てきます。
料理研究家である森崎友紀さんが監修しており机上の空論で終わらず読者が再現できるレシピがあるのも良いですね。
また、登場するキャラクターたちが料理を食べるとあまりの美味しさに着ている服が吹っ飛ぶという衝撃的な表現も独特。僕たちにとってはご褒美シーンですね!
お色気グルメ漫画と新しい境地ですが、理論に裏付けられた料理と味の表現が巧みな良い作品です。
【36位】寄生獣 / 岩明均
完結 SF
突如地球に発生した寄生生物と人類との対立を描いた話です。
「寄生生物の正体」みたいなSF的な要素だけでなく、「何故人を殺してはいけないのか」というような深いテーマまで踏み込んでいて全10巻ながらに完成度が高く好評価を得ています。
新一に寄生した「ミギー」は度々新一を助けてくれて絆が深まる訳ですが、もはや相棒とも言える関係の中で迎えたラストは感動しました・・。
【35位】烈火の炎 / 安西信行
完結 能力バトル
炎を操る主人公『烈火』がヒロイン『柳』を守るために戦う能力バトル漫画です。
「魔導具」(指輪とか腕輪とか剣とか色々ある)と呼ばれる道具を通して能力を発動させるのですが、人ではなく「道具」に能力を持たせた漫画は珍しいのではないのでしょうか。
物語が進むにつれ「魔導具」を組み合わせて新しい能力が生まれたりするのが面白いです。
たまに出てくるお色気シーンも人気の秘密。
『烈火の炎』は1995年から2002年の連載で割と昔の作品ですが、色褪せない名作です。
【34位】幽☆遊☆白書 / 冨樫義博
完結 バトルアクション
主人公の浦飯幽助が事故死してしまったことをきっかけに妖怪を退治する話です。
『HUNTERxHUNTER』の作者である冨樫義博さんの作品。
敵が味方になったり、実は主人公がただの人間じゃなかったみたいなどんでん返しが次々と起こる展開は安定して面白いです。
蔵馬と飛影が主人公よりも人気があるのは半分ネタになりつつありますけど、この二人だけじゃなく、敵である戸愚呂もファンが居たりしてキャラクターに魅力を持たせるのが上手ですね。
全19巻で累計発行部数が5,000万部と物凄い数値を記録した名作です。
【33位】ぼくは麻理のなか / 押見修造
完結 人間ドラマ
友達が居ない冴えない大学生”功”が女子高生”麻理”の中に乗り移ってしまう物語です。
物語は常に中身が功の麻理の視点で進みます。
性欲が表に出まくってる男子高校生に迫られるシーンや、男絡みで仲の良いはずの女友達に詰め寄られるシーンは一度見ると忘れられません。人間のドロドロした感情がありありと伝わってくるのです。
そして、「本当の麻理の中身はどこへ行ってしまったのか」という最大の謎が後半にかけ解き明かされていくのですが、そのラストが衝撃的。
全9巻ながらも濃密なストーリーで、読み終わった後は独特な感覚がある漫画です。
【32位】鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴
能力バトル 時代劇
鬼になってしまった妹を救うべく鬼を退治する物語です。
『鬼滅の刃』は少年ジャンプで連載されている漫画です。
ストーリーや展開はかなり王道を進んでいますが、キャラクターは個性があって魅力的。
性格が振り切れたキャラクターばかり登場し、さらにそれぞれの過去などをしっかりと描写するので、個性的なキャラクターにも感情移入してしまう不思議な感覚です。
主人公”竈門炭治郎”の信念を貫き通す姿も少年漫画らしく魅力的。
王道ながらも新鮮でテンポ良く読めてしまうのが『鬼滅の刃』です。
【31位】転生したらスライムだった件 / 伏瀬・川上泰樹
ファンタジー
会社の後輩を通り魔から守ったら命を落としてしまった・・・と思ったら異世界でスライムになっていたという話です。
ファンタジーに登場するスライムといえば思い浮かべるのはあの丸くてゼリー状のやつ。本作でもオーソドックスなスライムが用いられています。
ただし、本作のスライムは「捕食者」というスキルを持っていて、飲み込んだものの能力を取得できます。
物語が進むとこの捕食者スキルにより形も美少女に変化させてしまうのでもはやスライムという設定はどこいったのかわからないという感じになります。可愛いですが。
能力バトル漫画としては、「能力を得る→使えるように練習する→強くなる→さらに強い敵を倒す」というプロセスがしっかり描かれているのが好印象です。
【30位】バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 / 山田風太郎・せがわまさき
完結 忍者 能力バトル
徳川幕府の時代に甲賀忍者と伊賀忍者が命をかけて戦う能力バトル漫画です。
全5巻と短く完結する漫画ですが完成度が高く、アニメ化・パチンコに使われるなど人気が高いことが伺えます。
髪の毛を操る能力や血を吸い尽くす能力などの忍術が出てくるので能力バトル漫画が好きな人には間違いなく楽しめます。
また、登場するキャラクターは20人以上ですが、その人間模様が全5巻とは思えないほど濃く描かれてるのです。
読み終わった時には、満足感と巻数の少なさのギャップに驚きます。
後半にかけて、まるでパズルのピースを埋めていくかのようにまとまっていくストーリーを是非味わっていただきたいです。
【29位】NARUTO -ナルト- / 岸本斉史
完結 忍者 能力バトル
落ちこぼれの忍者”ナルト”が頭領である「火影」を目指す物語です。
数多く登場する個性的なキャラクターと多彩な忍術は能力バトルとしてかなりレベルが高いです。また、ナルトの諦めない姿勢や仲間を見捨てない信念から学び取れる哲学も少なくありません。
ラストの締まり方もしっかりまとまっていて完結済みですがファンとして何度も読み返したくなります。国外問わず人気が高い良い作品です。
少年ジャンプで続編である『BORUTO』も連載されています。
【28位】からかい上手の高木さん / 山本崇一朗
ラブコメディ 学園
ある中学生男子”西片”とクラスメートの女子”高木さん”のやり取りを描いた漫画です。
素直で人を疑わない西片を高木さんがひたすらからかい倒すという漫画なんですが、誰にでも一回は経験したようなエピソードばかりで読みやすいです。
あるシーンでは、高木さんは自分が飲んだ飲み物を西片に渡し、飲もうとした瞬間に「間接キスだね」と言うのです。そして、西片が照れるのを見て笑ってる。あざといですよね。
もしかしたらここで高木さんのことを「性格悪いなあ」と思う人も居るかもしれませんが、どうしても許してしまう理由がある。
それは「高木さんが西片のことを好き」と言うこと。そりゃ許しちゃう。
アニメ化もしていて人気は高いです。何も考えずに見たいときにオススメの漫画です。
【27位】七つの大罪 / 鈴木央
能力バトル ファンタジー
伝説の騎士団「七つの大罪」が中心の物語です。
『七つの大罪』は伏線が多くあります。そうなるとごちゃごちゃしてしまい読者を置いていきがちかと思いきや、かなりすっきりまとまっていてどんどん読み進めてしまいます。
王道を進みながらも話が進むにつれキャラクターたちのエピソードが引き出されていき、魅力と面白さが加速していきます。
講談社漫画賞・少年部門の受賞やアニメ化・ゲーム化と注目されているので、読んで損はないでしょう。
【26位】ヴィンランド・サガ / 幸村誠
歴史 バトルアクション
中世のヴァイキングたちの話です。
トルフィンの子供時代、ある日父親トールズと船で出かけていたところ、海賊に襲われ父トールズを失います。
怒りに任せて海賊の船に乗り込んだトルフィンはそのまま復讐に生きることになります。
『ヴィンランドサガ』は「真の強さとは何か」を考えさせられる漫画です。
作中では「真に強い男は剣を持たない」というセリフが冒頭に出てきますが、僕は当初「素手でも剣に勝てるなら確かに最強だ」と解釈していました。
ですが、本作を読み進めて行くともっと深く、もっと力強い意味があることに気付くんです。
命を奪い合うことが当然だったヴァイキングの「真の強さ」は何か。それがわかります。
【25位】漂流教室 / 楳図かずお
完結 サバイバル SF
突如校舎ごと異世界に飛ばされてしまった小学生たちが元の世界に帰るべく奮闘するサバイバル漫画です。
本作は楳図かずおさんの作品ですが、僕はこの漫画を読んだ時に衝撃を受けました。
荒廃した世界の閉塞感・絶望感や子供ながらにして持つ人間の狂気がこれ以上ないくらいに読んでいて伝わってくる。子供の持つ狂気は大人よりも恐ろしいとまで思えます。
また、「突如荒廃した世界でサバイバル」という設定の漫画だとよくあるのが、打ち切りになったような終わり方。しかしこの『漂流教室』ではしっかりとラストに向けてまとまっています。
【24位】GIGANT / 奥浩哉
SF
セクシー女優が巨大化して怪物と戦う話です。
あの『GANTZ』の奥浩哉さんの作品で、今回もSF要素が強めです。
セクシー女優のパピコはある日パンツ一丁のおじさんに出会い、パピコの意思は関係なく巨大化する能力を手に入れてしまう。そして同時期に街に怪物が現れる。パピコのファンであり恋人の”横山田零”を守るため、巨大化して怪物と戦うことを決意します。
それにしてもこの作者さんは「地味で暗い」キャラクターを描くのが上手い。パピコは最初はDV彼氏と付き合っててお金渡してるし、零は高校生なのにパピコしか見えてなくて告白を一度断られた時はファミレスなのにその場で泣いちゃう。それが癖になって見ちゃうんですよね。
なんていうか、街で地味なラブラブのカップルを見た時に思わず見ちゃうような感じ。
今後が期待される漫画です。お色気要素も強め。
【23位】ホーリーランド / 森恒二
完結 格闘
いじめられっ子がボクシングの教本を読んだことをきっかけに自分を変えていく話です。
下北沢が舞台で、一見弱々しい主人公”神代ユウ”がナイフを持った不良たちをなぎ倒していくの爽快。徐々に才能を開花させ、最終的には下北沢のトップに君臨します。すごい。
隠キャの僕もユウに憧れ、当時は真似をして家でワンツーの練習をしていました。
そして興味深いのが、作者の森恒二さんは『ベルセルク』の三浦建太郎さんと同級生。本作の主人公ユウと『ベルセルク』のリッケルトのモデルとなった人物は同一人物だそうです。言われてみれば確かに似ていますね。
【22位】ギャングキング / 柳内大樹
不良
ヤンキーが和彫りの彫り師を目指す物語です。
ギャングキングはいわゆる『ヤンキーの喧嘩漫画』ですが、この漫画はキャラクターを描くのが圧倒的に上手い。
というのも、キャラクターの過去や心情が丁寧に描かれるのでめちゃめちゃ感情移入するんですよね。
中でも、主人公ジミーの相棒であるバンコは僕が好きなキャラクターです。
掘り師を目指しアメリカに行こうとするジミーに対し、応援する自分ともっとジミーと居たい自分の葛藤が切ないです。
『ギャングキング』はキャラクターを魅力的に描く漫画です。オススメです。
【21位】ダンジョン飯 / 九井諒子
ファンタジー グルメ
ファンタジーの世界で、ダンジョンでの戦闘だけではなく、ダンジョンの中における食生活にもフォーカスして書いているファンタジーグルメ漫画です。
このマンガがすごい!2016やAmazon ランキング大賞2016 Kindle本コミックなど数々の賞で1位を獲得していて話題。
「ダンジョンにおけるモンスターを料理して食べる」という一見無理難題のテーマが主な内容になってくるわけですが、見事にスライムが美味そうになっている。「柑橘系の果汁につけて干す」とか、「細く切って鍋に入れる」とか、クラゲとかイカの刺身みたい。
読む前は「いやいやモンスター食べる漫画って面白いのかな・・」って思ってたのに。凄いですこの漫画。
おすすめ漫画ランキング【20位~1位】
【20位】カメレオン / 加瀬あつし
完結 不良
低身長、ブサイク、喧嘩弱いと3拍子揃ったヤンキー”ヤザワ”がハッタリと運だけで不良界のトップへと成り上がっていく物語です。
ヤンキー漫画によくあるような腕っぷしでのし上がっていくストーリーではないですが、喧嘩の弱いヤザワが名高いヤンキーたちをどんどん味方に付けていく展開が面白い。
またギャグ漫画としても評価が高くて、毎話に笑いどころがあります。これに関しては作者が「自分が面白いと思わない話は描かない」と言っています。
一味違ったヤンキーサクセスストーリーです。
【19位】賭博覇王伝 零 / 福本伸行
ギャンブル
天才的な頭脳を持つ主人公”零”が自身と仲間の命を救うべくギャンブルをする物語です。
この漫画はあのカイジシリーズを書いた福本伸行さんの作品ですが、カイジシリーズとは少しギャンブルの傾向が違います。
本作に登場するギャンブルは謎解き要素の強いものが多く、読んでいて頭を使って考えるのが面白くなるような展開になっています。
用意された部屋から宝を探す「失われたリング」という作中に登場するギャンブルは僕が一番好きなものです。そのままリアル脱出ゲームに使えそうなほどの完成度で仕掛けがわかったときはため息が出ました。
【18位】恋は雨上がりのように / 眉月じゅん
完結 恋愛
ルックス抜群だけど無口な女子高生の明がバイト先の冴えない店長に恋する物語です。
なんで明が冴えない店長に恋したのか。それはただただ店長が優しいからです。
作中で明が恋するきっかけとなったシーンがあるのですが、確かにイケメン。「これが大人の気遣いか・・」と思わされました。
ただ、明は無口で感情を表に出すのが苦手なので、店長には「俺って嫌われてるのかな」と勘違いされてしまうという。二人の距離にドキドキします。
【17位】からくりサーカス / 藤田和日郎
完結 バトルアクション
「からくり人形」を操って戦う物語です。
主人公の勝がある日ものすごい額の遺産を相続し、狙われるところから物語が始まります。
この漫画はあの「うしおととら」の藤田和日郎さんの作品です。
登場人物の心情を描くのが上手なので、見ていてものすごく感情移入できます。からくり人形の視点での心情も描かれていてものすごく切なくなる。
また、気づかないように伏線を散りばめられており、全て読み終わった時にはもう一度1巻から読み返してしまう漫画です。
【16位】ダレン・シャン / 新井隆広
ダークファンタジー
親友を助けるためにバンパイアになった少年の物語です。
命を助けた親友もバンパイアになりたかったために逆恨みされ、ついにはバンパイア全員を巻き込む戦いになっていく。
『ダレン・シャン』は原作は小説です。イギリスで生まれ、日本でも人気になり、コミカライズされました。
これは原作の力ではありますが、世界観の作り込みが卓越しています。「バンパイア」としての誇りや規律が細かく描写されています。
原作を損なわずにコミカライズした漫画と言えるでしょう。
【15位】ワールドトリガー / 葦原大介
SF バトルアクション
異世界から侵略してくる怪物たちと人間の争いを描いた能力バトル漫画です。
本作での能力は魔法の類ではなくて、「トリガー」と呼ばれる武器を使って戦います。トリガーには銃や剣などがある。
あらかじめ用意された武器を使って戦うのでワンピースのような見た目がド派手な能力バトルではないものの、各キャラクターが持つ才能を活かした頭脳戦が面白い。
似ている漫画を挙げるなら、爆弾で戦う『BTOOOM!』とか。絵柄が可愛いので僕はこちらが好みです。
アニメ化・ゲーム化されているので根強い人気があり、最近まで休載していましたが連載再開して期待度が高まっている漫画です。
【14位】テラフォーマーズ / 貴家悠・ 橘賢一
SF バトルアクション
誰もが嫌がるあのGと人類が戦う能力バトル漫画です。
『このマンガがすごい!』オトコ編で1位、『全国書店員が選んだおすすめコミック2013』で2位を獲得するなど、かなり話題になりました。
この『テラフォーマーズ』に登場するGですが、僕たちが思い浮かべるようなGではなく、姿は人間そっくりで知能も人間並みとさらに進化した別物の生物なのです。
人類はこれに対抗するべく発明したのが、虫を中心とした生物の遺伝子を体に組み込むことでその生物の能力を手に入れることができるというもの。
つまりは、超進化したGと特殊能力が使える人間の戦いです。
あまりない斬新な発想ですよね。私たちが普段目にするような生物の能力が戦いに利用されるとこうなるのかと新しい発見があります。
登場する生物を少しだけ言うと、鋭い刃を持った生物や電気を発する生物とは。さらには切っても切っても元の形に戻ってしまうあの生物とか。無敵です。
また、斬新な能力バトルもさることながら人間の心情も巧みに繊細に描かれているのがお見事です。
能力バトル漫画が好きな方はぜひオススメです。新しい発想にページをめくる手が止まらないでしょう。
【13位】ハイキュー!! / 古舘春一
スポーツ バレーボール
少年ジャンプで連載されているバレーボール漫画です。
作者がバレーボール経験者ということもあり、試合中の駆け引きが読者に伝わるように上手く描かれています。
説明を交えながら展開していくのもバレーボールの経験問わずにファンを集める魅力でしょう。
そして、試合中の駆け引きや緊張感もさることながら、キャラクターたちのリアルな心情の描写も非常に繊細です。
キャプテンである澤村大地が、「後輩を試合に出させるために自分が引退すること」と「もっと後輩とバレーがしたいという気持ちを優先すること」のはざまで葛藤するシーンは多くの人の共感を集めたことと思います。
『ハイキュー!!』は「試合中の駆け引き」と「本当に存在するようなキャラクター」が見事な漫画です。
【12位】ブラッククローバー / 田畠裕基
能力バトル ファンタジー
誰もが魔法を使える世界で魔法を使えない主人公が活躍する能力バトル漫画です。
しかし、魔法を使えない『ブラッククローバー』の主人公”アスタ”はある能力を手に入れることになります。
それは、『反魔法』と呼ばれる魔法を打ち消す能力。清々しいほど主人公らしい。
反魔法と努力で培った身体能力で敵をなぎ倒していく、主人公らしいスペシャリティー感が爽快です。とはいえ絶妙なバランスで敵とのバトル展開が進むので見ていて飽きません。
体格や素質に恵まれないながらも努力で補う主人公は『ハイキュー!!』や『僕のヒーローアカデミア』にも似ていますね。
王道を歩みながら新鮮な気持ちで見られるのが『ブラッククローバー』と言う漫画です。
【11位】ベルセルク / 三浦建太郎
ダークファンタジー
自分の体よりも大きい剣を持ち復讐に生きる狂戦士”ガッツ”の物語です。
この作品は人間味というものがしっかりと表現されています。食欲・性欲・睡眠欲をはじめとした人間の欲望や負の感情がありありと描かれていてまさにダークファンタジー。重厚です。
この漫画の主人公”ガッツ”もダークファンタジーを体現したような人物。裏切られた旧友に復讐するべく立ちはだかる敵をただただ切り倒すために生きています。
「復讐」と「主人公」という一件相反する要素が合わさっているのが珍しい。
暗い世界観とストーリーで読むのをためらうかもしれませんが、手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞し海外でも単行本が発売されているくらい一度読むと癖になる面白さがあります。
【10位】血の轍 / 押見修造
サスペンス ホラー
中学生の長部静一とその静一を病的に愛する母親を中心とした物語です。
序盤を少し読んでみると、家族ならではの親近感のある「朝ごはん、あんまんと肉まんどっちにする?」みたいなやりとりや、ノスタルジックな絵柄のせいかどこか懐かしさを感じる雰囲気があります。
しかし読み進めていくと現実離れした出来事が立て続けに起こる。序盤とのギャップに驚きました。その展開「狂気」の一言。
『惡の華』でも知られる押見修造さんの最新作ですが、作品を重ねるごとに狂気的な人物像を描く力に磨きがかかっていて圧倒させられます。
【9位】賭博黙示録カイジ / 福本伸行
ギャンブル
破滅的な主人公「カイジ」が多額の借金を抱えたことをきっかけにギャンブルの世界に飲まれていく物語です。
「ざわ・・・ざわ・・・」という表現が独特でもはや代名詞。
この作品は絵にクセがありますが、作品に登場するギャンブルの完成度は高く、カイジがギャンブルの穴を突いた逆転劇が逆にクセになります。僕は「限定ジャンケン」の一見運ゲーに見えるルールの中で勝ちを手繰り寄せていく展開が一番好きです。
ギャンブル漫画ではこの漫画が一番面白いです。
【8位】東京卍リベンジャーズ / 和久井健
裏社会
死んでしまった元カノを救うべく、過去へタイムリープする話です。
『タイムリープして現在を変える』という設定自体はよく見かけるものですが、戻った過去で不良のトップを目指すという、『成り上がり』がもう一つテーマでもあります。
「あー、あの時勇気を出してこうしていれば俺はきっと今ごろ・・・」なんて、誰もが一度が想うであろう希望。それをこの漫画が表現してくれているので、読んでいて憧れと共感が同時に湧き出てきます。
また、作者の和久井健さんはあの『新宿スワン』を描いた方。『新宿スワン』は濃密な人間模様が見ていてため息が出るようでしたが、この『東京卍リベンジャーズ』でもその実力は発揮しています。
不良・喧嘩漫画が好きな方にはオススメの漫画です。
【7位】約束のネバーランド / 白井カイウ・出水ぽすか
ダークファンタジー
小学生くらいの子供たちが食糧として食べられる運命から逃げる物語です。
物語の舞台は柵に囲まれた孤児院なんですが、一見するとみんな幸せそうなんです。保母さんも優しいし、子供たちも笑顔に溢れてる。
でも、ただ1つの違和感があるんです。それは「毎日子供達が受けさせられる知能テスト」。子供たちは満点を目指させられるのです。
一体何故なのか。そこに物語の核心に迫る驚くべき事実があったんですね。
あまりいうとネタバレになってしまいますが、とにかく展開にスピード感があるのであっという間に読んでしまう漫画です。面白いです。
【6位】ジョジョの奇妙な冒険 / 荒木飛呂彦
能力バトル
「スタンド」と呼ばれる特殊能力を使って戦う能力バトル漫画です。
1987年から連載されており、アニメ化・ゲーム化・実写化と根強い人気。
ついつい独特なキャラクターデザインと画風に目が行きがちで、敬遠する人もいるかもしれませんが、能力バトルを描く実力は随一です。
『ジョジョの奇妙な冒険』のバトルは能力に頼らない頭脳バトルに本髄があり、能力も要は使い所だと言うことを教えてくれます。一見回復役のキャラクターの攻撃も、ものすごい威力になる。
形成が逆転したかと思いきや、また逆転すると言う応酬が繰り返されます。このシーソーゲームは何度見ても癖になります。
【5位】進撃の巨人 / 諫山創
ダークファンタジー
人間に襲いかかってくる正体不明の巨人と戦う物語です。
ワイヤーアクションを使った戦闘という他にはない発想が斬新。
そして何より、この進撃の巨人が優れているのは伏線の散りばめ方にあると思っています。
というのも、物語最大の謎は巨人の正体ですが、このヒントとなる要素が序盤にしばしば登場しているのです。ちょっとだけ言うと、味方の誰かが敵。
伏線の登場のさせ方が自然すぎるので読んでいて全く気づかない。真相を知った時には最初から読み返したくなるんですよね。そして新しい発見がある。それがすごい。
例えるなら、RPGで終盤になって手に入れることのできる最強の武器が、最初の村の隠し通路にある鍵のかかった宝箱だったというような感覚です。
伏線を考察しながら読むのが好きな人なら。『進撃の巨人』は間違いなく面白いです。
【4位】僕のヒーローアカデミア / 堀越耕平
能力バトル
人間が特殊能力を使えるヒーロー社会が舞台の能力バトル漫画です。
能力の相性も考えられ、画力の高さから産まれる迫力のあるバトルシーン、心情や感情が色濃く表現されたキャラクターたちは読んだ人を次々にファンにしています。
実際にマンガ大賞2015をはじめとした数々の賞を受賞し、アニメ化・映画化するなどかなり評価の高い漫画です。
能力バトルが好きなら必ずハマる漫画です。
【3位】ドメスティックな彼女 / 流石景
恋愛 学園
教師であり義理の姉である相手と恋に落ちる禁断の恋愛漫画です。
作者は流石景さんですが、学園の恋愛生活と可愛い女の子を描かせたらこの人の右に出る人はいないでしょう。
だって、「通っている高校の先生が好きで、でもある日カラオケ合コンして初めて会った女の子と初体験をして、で実はその先生と初体験をした女の子が姉妹で、父親が再婚したことによってその姉妹が義理の姉妹になる」なんて展開、普通は思いつかない。
ヒロインたちの表情も魅力的に描くので、ニマニマしたい人にオススメの漫画です。
【2位】キングダム / 原泰久
歴史 バトル
下僕だった少年が剣だけで将軍へと成り上がる物語。人気漫画ですね。
ところどころに「孫子の兵法」を用いた戦術が出てくるので、展開に現実味があって面白いし読んでいて勉強になります。
中国の史実が元になっている漫画なので、現実味があるのはその成果もしれません。知っている将軍も出てきます。
絵に少しクセはあるものの読みづらさは全くなく、むしろ癖になる。あのワンピースの作者である織田先生も「「なにこの漫画 暑苦しいし、絵が濃いし、面白い!!」とコメントしています。
戦術モノの漫画が好きな人には間違いなくおすすめです。
【1位】ハンターハンター / 冨樫義博
ファンタジー 能力バトル
父に会うためにハンターとして”ゴン”が冒険する能力バトル漫画です。
この世界における能力「念」やハンターの立ち位置など、世界観の作り込みが細かくされていて、それを負担なく読者に伝える展開の仕方は圧巻です。
キャラクター描写も深い。それぞれが「敵は敵」「味方は味方」という単純な構図ではなく、自分の目的を持っている。敵である時もあれば味方になる時もあったり、先の読めない話が面白いんです。形として主人公は”ゴン”ですが、感覚的には主人公級のキャラクターがたくさんいる感じ。
ヒソカは特に最初こそ敵として登場し恐ろしい相手でしたが、ゴンたちを助けることもありファンの多いキャラクターの一人ではないでしょうか。
休載が多いながらも少年ジャンプで連載が黙認されているのは異例で、死ぬまでに完結して欲しい漫画として度々評価されている漫画です。
おすすめ漫画ランキング100選
以上、きりんがおすすめする漫画ランキング100選でした!
同じ作者の作品もランクインしたりしていますが、自信を持って選びました。
どの漫画も面白く、読み始めたら読まらないのでぜひ読んでみてください!
https://www.suzuco.net/entry/mangamura-kawari/