[chat face=”pose_miageru_man.png” name=”” align=”left” border=”yellow” bg=”none” style=”maru”]「ConoHa WING」が早いらしいけど移行手順がわからない・・・誰か教えてくれないかな。 [/chat]
ということで今回は、XSERVERから「ConoHa WING(コノハウィング)」にWordPressのサイトを移転する方法を解説します。
「ConoHa WING」はGMOグループが運営するレンタルサーバーです。先日国内最速の看板をひっさげてリリースされました。
速度を検証してみましたが、非常に早くなりましたよ。検証の詳細はこちら↓
https://www.suzuco.net/entry/wing-speed-check/
移行手順に関してはConoHa独自のシステムを開発しているので、プラグイン要らずで済みます。非常に簡単かつスムーズに移行可能。
私は本職でインフラエンジニアを務めていますが、専門知識はほとんど要りませんでした。
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では、誰でも移行が出来るよう、丁寧に説明してまいります。
[box02 title=”記事の内容”]WEBサイトのエラーを一切起こさずConoHa WINGに移行する方法[/box02]
目次
【確認】想定するサーバー構成
まずは、移行の前後でどう変わるのかを確認しておきましょう。全体像の把握は意外と大事。
移行前の構成
移行前の状態はこちらの構成を想定しています。オーソドックスな構成。
- 契約サーバー:XSERVER
- SSL化:済み
- ドメイン登録業者:お名前.com
移行後の構成
そして、移行後はこちらの構成になります。
- 契約サーバー:ConoHa WING
- SSL化:済み
- ドメイン登録業者:お名前.com
変化するのは契約サーバーのみですね。
ConoHa WINGに移行する前の事前準備
特にありません。
強いて言えば、各アカウントにログインするのでこちらのログイン情報を確認しておきましょう。
- XSERVER
- お名前.com
では、移行手順を確認していきましょう。
では、ConoHa WINGに移行していきましょう
まずは手順の全体像を確認。
この記事ではWEBサイトがエラーを起こして見れなくなる状態が一切無いように手順を組んでいますので、ご安心ください。
ConoHa WINGへの移行手順
- ConoHa WINGでサーバーを契約
- ConoHa WINGで独自ドメインの設定を追加
- ConoHa WINGでWordPress本体をかんたん移行
- ConoHa WINGのDNSレコード設定でドメインの向き先を旧サーバーに向ける
- ドメインのネームサーバーをConoHa WINGのDNSへ変更
- 無料SSLを設定
- ConoHa WINGのDNSレコード設定でドメインの向き先を新サーバーに向ける
では、各手順を専門用語をなるべく使わずに一つずつ説明して行きます。
1. ConoHa WINGでサーバーを契約【5分】
まずはConoHa WINGをこちらから契約します。
手続きの流れは【ログイン(アカウントが無ければ作成)→サーバー契約】です。
サーバーのプラン選択はこちらを参考にしてください。
ベーシック:月間100万PV以下
スタンダード:月間150万PV前後
プレミアム:月間200万PV前後
サーバーの契約が完了したことを確認しましょう。
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2. ConoHa WINGで独自ドメインの設定を追加【1分】
移行するドメインの情報をConoHa WINGに追加しましょう。
2-1. ドメイン追加画面へ移動
こちらの画像を参考にして、「サーバー管理」→「ドメイン」→「+ドメイン」の順番でクリックしましょう。
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2-2. ドメイン情報を追加
こちらの画像を参考にして入力してください。
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(1)ドメイン追加:新規ドメインを追加をクリック
(2)移行するドメインを入力
(3)無料独自SSL:なし
※SSLはドメインの向き先を変えてから有効にします。まだ無効でOKです。
2-3. ドメインが追加されたことを確認
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「サーバー管理」→「ドメイン」で一覧画面に追加したドメインが表示されていることを確認しましょう。
3. ConoHa WINGでWordPress本体をかんたん移行【10分〜30分】
WordPress本体を旧サーバーからコピーします。手順を具体的に解説しますね。
3-1. アプリケーション追加画面へ移動
こちらの画像を参考に「サイト管理」→「サイト設定」→「+アプリケーション」の順番でクリックします。
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3-2. WordPress管理情報を入力する
こちらの画像を参考に入力してください。
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(1)アプリケーション:WordPress
(2)WordPressかんたん移行:利用する
(3)移行元URL:移行するサイトのURL
(4)サイトURLの”www”:移行するサイトが”www”「あり」か「なし」かを入力
(5)サイトURLのディレクトリ:空欄でOK
(6)管理画面のユーザー名:WordPress管理画面のユーザー名
(7)管理画面のパスワード:WordPress管理画面のパスワード
(8)データベース名:なんでもOK
(9)データベースユーザー名:なんでもOK
(10)データベースパスワード:なんでもOK(※忘れないように控えておきましょう)
(11)「保存」をクリック
3-3. WordPressかんたん移行の完了を確認しましょう
詳細画面で移行の完了を確認しましょう。ステータスが「稼働中」になればOKです。
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サイトの規模などの環境にもよりますが、「稼働中」になるまでおよそ30分近くかかります。
時間がかかるので、この隙に次の項目に進みましょう。
4. ConoHa WINGのDNSレコード設定でドメインの向き先を旧サーバーに向ける【3分】
ConoHa WINGのDNSレコード設定で今回移行するドメインの向き先を旧サーバーに向けましょう。
SSL化にあたってWEBサイトがエラーを起こさないように必要な作業となります。
4-1. XSERVERの管理画面から旧サーバーのIPを確認
旧サーバーのIPを確認しましょう。
手順を説明していきます。
4-1-1.サーバーパネルにログイン
XSERVERのインフォパネルにログインした後、サーバーパネルの「ログイン」をクリックします。
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4-1-2. 「サーバー情報」をクリックしてIPを確認
「サーバー情報」をクリックして「IPアドレス」を確認しましょう。
この後に使用するのでメモしておきます。
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4-2. ConoHa WINGのDNS設定を変更
ConoHa WINGのDNS設定を変更します。
4-2-1.ドメインリストを開く
左サイドメニューの「DNS」をクリックしてドメインリストを開きましょう。
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4-2-2. レコード設定の編集画面を開く
ドメインリストにある移行対象のドメインをクリックし、鉛筆のボタンをクリックしましょう。
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4-2-3. 対象レコードの設定を変更する
画像を用いて説明しますね。
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編集するレコードは2行。
- タイプ「A」、名称「@」のレコード
- タイプ「A」、名称「www」のレコード
この2行の
TTLを「60」
値を「{先ほどXSERVERの管理画面でメモした旧サーバーのIP}」
にしましょう。
入力したら「保存」をクリックし、変更されたことを確認しましょう。
5. ドメインのネームサーバーをConoHa WINGのDNSへ変更【5分】
移行対象のドメインのネームサーバー設定を変更します。
この作業が終われば移行完了したも同然です。頑張りましょう。
5-1. ネームサーバー設定画面を開く
お名前.comにログイン後、ページ上部のタブにある「ドメイン」をクリックし、ドメイン一覧を開きましょう。
その後、移行するドメインの「ネームサーバー」の列をクリックしましょう。
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5-2. ConoHa WINGのネームサーバー情報に変更
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(1)ページ下部の「その他」をクリックック(2)「その他のネームサーバーを使う」にチェックを入れる
(3)下記の通りに入力する
・ネームサーバー1「ns-a1.conoha.io」
・ネームサーバー2「ns-a2.conoha.io」
以上でネームサーバーの変更手続きが終了です。
※ネームサーバーが完全に切り替わるまでに最大72時間かかります。(キャッシュの有効時間が最大72時間のためです。)
次項でSSLの設定を行いますが、エラーが出る場合は「完全に切り替わっていない」ので気長に待ちましょう。
この待ち時間はどうにもなりません。
6. 無料SSLを設定【1分】
無料SSLの設定をしていきます。
「サイト管理」→「サイトセキュリティ」→「無料独自SSL」→「ON」の順番でクリックします。
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「利用中」と表示されれば設定は完了です。
※赤い吹き出しでエラーが出る場合は「ネームサーバーが完全に切り替わっていない」証拠です。
一般的に最大72時間かかりますが、この待ち時間はどうにもなりませんので、しばらく待った後に再度試してみましょう。
僕も2日ほどかかりました・・・。
7. ConoHa WINGのDNSレコード設定でドメインの向き先を新サーバーに向ける
最後の作業になります。現在旧サーバーに向いているドメインを新サーバーを向くようにしましょう。
7-1. 新サーバーのIPを確認
「サーバー管理」→「契約情報」→「サーバー情報」→「IPアドレス」の順番にクリックして、新サーバーのIPをメモしましょう。
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7-2. DNSレコード設定を新サーバーのIPに変更する
では、ドメインが新しいサーバーを向くように変更していきましょう。
7-2-1.ドメインリストを開く
左サイドメニューの「DNS」をクリックしてドメインリストを開きましょう。
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7-2-2. レコード設定の編集画面を開く
ドメインリストにある移行対象のドメインをクリックし、鉛筆のボタンをクリックしましょう。
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7-2-3. 対象レコードの設定を変更する
画像を用いて説明しますね。
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編集するレコードは2行。
- タイプ「A」、名称「@」のレコード
- タイプ「A」、名称「www」のレコード
この2行の
TTLを「3600」
値を「{先ほどメモした新サーバーのIP}」
入力したら「保存」をクリックし、変更されたことを確認しましょう。
以上で移行作業は終わりです。お疲れ様でした。
サイトを確認しよう
最後に移行したサイトを開いて表示がされることを確認しましょう。
正しく表示がされていれば無事移行が完了しています。お疲れ様でした!
もし表示されない場合はどこかの作業が抜け落ちている恐れがあるので、もう一度見直してみてください。
もし表示されない原因がどうしてもわからない場合は相談いただければできる限りお答えしますのでこちらからどうぞ。
さいごに:レンタルサーバーならConoHa WINGがおすすめ
さいごになりますが、僕自身移行してみてかなりスムーズに出来ました。
ConoHa WINGの特徴である速度に関しても改善されました。(約1.7倍)
高速とされていたXSERVERからの移行でさえ1.7倍なので、非常に早いですよね・・。
コントロールパネルも非常に使いやすいので、ConoHa WINGにして後悔はしないと思いますよ。
それでは、良いConoHa WINGライフを。
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