2019年12月11日発売「週刊少年マガジン2019年54号」に掲載されている『ドメスティックな彼女』の最新話である第255話。
週刊少年マガジンを読んでない方に向けて詳しく内容をお伝えしていきます!
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目次
前回のあらすじ
病気が治っていなかった桃源先生。
桃源先生がもう長くないことを知ったナツオは、毎日病室に通ってお世話をすることに。
娘の華も桃源先生のお見舞いに来るが、親子ではなく作家として向き合う桃源先生。
時が流れ、どんどん弱っていく桃源先生は、どこかへ行きたいと言い出す。
ナツオは担当の医師に許可を得て、車いすの桃源先生と共に、どこかへ向かうのだった。
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『ドメスティックな彼女』最新話【第255話】のあらすじ・ネタバレ
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【二人が向かう先】
ナツオと桃源先生は、まだ薄暗い中、タクシーに乗り込んでどこかへ向かっていきます。
そして目的地の駐車場に着いたところでタクシーを降ります。
ナツオは桃源先生を車いすに乗せ、頭にヘッドライトを装着します。
ヘッドライトを点灯して進んでいく先は、山の中…桃源先生の最後の願いとは、深夜の登山だったようです。
「こうしてると、前に先生と山に登ったのを思い出しますね」
編集の蔦谷から、桃源先生が学生時代に山岳部だったことを聞かされていたナツオ。
「そんな風には見えなかったから驚きましたよ」と笑顔で話しかけます。
ナツオは初めて桃源先生と合った時のことを話し始めます。
最初は怖い人だと思っていたが、本当は思いやりがあって、自分に厳しく、人柄も一流の作家だということがわかった、と。
桃源先生もナツオの第一印象を「小説を書く人間にはみえなかったぞ」と明かします。
「そういえば、なんで俺を採用してくれたんですか?」
「俺が命じた片づけを文句なくこなしたからな。それに、なんとなく同じものを感じたからだ」
幼いころに母を亡くしたナツオと、息子の死を背負って生きてきた自分が、少し重なったのだ、と語る桃源先生。
「クビにしなかった理由は、お前が続けたからだ」
桃源先生の言葉に、うれしそうにはにかむナツオ。
【深夜の山登り】
二人は会話を楽しみながら登山を続けていきます。
話題は桃源先生の娘である華のことに移ります。
ナツオが初めて訪ねた時、倒れるように寝ていた桃源先生。
そして娘である華もまた、ナツオが初めて会った時、部室でザコ寝をしていたことから…
「小説以外でも似てるとこあるんですよ」と楽しそうに話します。
その後も山を登っていく二人でしたが、傾斜がきつくなってきて、これ以上は車いすを押していけそうにありません。
「近くにあった開けた場所へ戻りましょうか」と提案するナツオでしたが、桃源先生は拒否。
「俺が言う山登りは、山頂を目指するものだ。お前は途中で投げ出すのか?」
ぐぬぬ、と口をつぐむナツオでしたが、「わかりました!行きます行きます!」と応じて、桃源先生を背負って山登りを続行することになります。
痩せたとはいえ、人間一人背負っての登山に、ナツオは息を切らします。
「これから何をやっていくにも体力は必要だろ?がんばれ」
(相変わらず自分にも他人にも厳しいな…!)
なんとか桃源先生を背負って登っていくナツオでしたが、その背中で桃源先生がゴホゴホとせき込み始めます。
心配するナツオでしたが、桃源先生はそのまま行ってくれ、と頼みます。
【ナツオに日の出を見せたかった桃源先生】
ナツオ達が山頂に到着すると、日の出を迎えます。
「間に合いましたよ先生、日の出ですよ」
嬉しそうに日の出を見るナツオと桃源先生。
ナツオは桃源先生を下ろして岩を背もたれにして座らせます。
「二人で頂上で飲もうと思って、熱燗のお酒持ってきたんです」
ナツオは水筒に入れておいた熱燗を注ぎ、桃源先生に手渡します。
熱燗を一口飲んだ桃源先生は、日の出を見たかった本当の理由を明かします。
「日の出を見たかったのは、どんなことがあっても、明るい未来はあるんだと、お前に感じさせたかったからだ」
言葉につまりながら、ゆっくり話す桃源先生。
「後悔ばかりの人生だったが、お前と会えてからは楽しかった。恩返しだ。ありがとう」
そう言ってほほ笑む桃源先生に、ナツオは泣き出してしまいます。
「そんな…俺の方こそですよ、先生…!」
日が昇り始め、桃源先生は「いい朝だな…」とつぶやいて、持っていた熱燗をこぼしてしまいます。
はっとしたナツオが桃源先生の名前を呼びますが、桃源先生はおだやかな表情で、息を引き取っているのでした。
【桃源先生の遺言】
死の淵で、桃源先生は若い頃の夢を見ます。
部屋で仕事をしていた桃源先生は、ふと電車のおもちゃを見て、息子の草亮のことを思い出し、様子を見に行きます。
庭で草亮を見つけた桃源先生は、「一緒に遊ぼう」と声をかけて、駆け寄って来た息子を抱きしめるのでした。
そして時は流れ、桃源先生のお通夜の日を迎えます。
編集の蔦谷、それにナツオもお通夜を手伝います。
「君に伝えてよかった。先生を最後に看取ってくれてありがとう」
「…母の時もそうでしたけど、どれだけ時間があっても、大事な人を失う覚悟なんて、できるもんじゃないですね…」
桃源先生の死を惜しむナツオに対して、蔦谷は「桃源先生が遺言書を残しているんだ」と言って、その内容を明かします。
財産の半分は事前団体へ寄付、残りの一部は別れた家族と寄稿していた出版社、そしてナツオには看病期間の給料と、書きかけの原稿を贈る、と記されていたのでした。
華やその母親、ヒナも参加したお通夜が終わります。
ナツオは棺の側で、夜遅くまで線香の番をしながら、託された原稿用紙を見ていました。
心配して声をかけてきたヒナに、ナツオが決意した表情で言います。
「俺がこの続きを書くよ。先生の小説を、俺が完成させるよ」
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『ドメスティックな彼女』最新話【第255話】の感想・考察
桃源先生の最後の願いは、ナツオへの恩返しをすることだったのですね。
小説を書けなくなって、役者の道を歩み始めていたナツオですが…
桃源先生から明るい未来と、そして書きかけの原稿用紙を託され、ナツオの中にも再び作家としての火が灯ったように感じられました。
今のナツオならきっとこの原稿を完成させられるでしょうし、それがナツオに作家としての道を再び歩ませるきっかけになりそうです。