2019年9月30日発売「週刊少年ジャンプ2019年44号」に掲載されている『鬼滅の刃』最新話の第175話【侍】。
ジャンプを読んでない方に向けて詳しく内容をお伝えしていきます!
今回も大事な内容になっていますのでお見逃しなく。楽しんでいってください!
目次
【前回のあらすじ】
時透無一郎が脇を 貫き、不死川玄弥の放った銃弾は血鬼術で樹木となって黒死牟 の身体にまとわりつき、そこを 悲鳴嶼行冥の鎖鉄球つきの斧と、不死川実弥の剣が襲って、黒死牟はついに死の恐怖に直面した。
しかし雄叫びをあげ、新たに体に枝のような刃を出現させる。玄弥はその攻撃で体を縦半分にバッサリと切られてしまった。
残るボスキャラ鬼舞辻無惨との戦いのため行冥と実弥を守ろうと必死の無一郎の剣は、先祖の黒死牟の弟・縁壱の剣と同じように赤色になった。
玄弥の血鬼術でさらに黒死牟の動きを止めて、つい行冥の鉄球と実弥の刀の力で黒死牟の首は斬り落とされた。
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『鬼滅の刃』最新話【176話】のあらすじ・ネタバレ

【弟の記憶】
行冥と玄弥に首を切り落とされながら、黒死牟の記憶は若かりし頃の弟縁壱の姿を見ていた。
黒死牟は時々、縁壱が笑う姿を見て、気味悪くて仕方がなかった。
それぞれの呼吸で後継者が出ないと言う話をしていても、縁壱は楽観視していて、また自分たち以上の新しい才能が生まれてくると笑った。
黒死牟は自分たちだけが特別な世代だと慢心していて、弟の姿に気味の悪さと苛立ちで吐き気がした。
弟が笑って次の才能の出現を期待していたように、400年後の時を経て、無一郎は胴を斬られても、刀から手を離さず黒死牟の脇腹を貫いている。
実弥は人間ながら血鬼術を使って、黒死牟の身体に木を受け付けて、枝は身体に巻き付いていた。
玄弥は切られても失血せず、行冥は鬼に匹敵する成長速度で限界を超える動きをし続けた。
日の呼吸の使い手でもないのに、刃を赤く染める力をもっていた。
黒死牟は首を斬り落とされ、首から血を落としながら、弟に匹敵する才能持った人間達が現れ、自分に勝利したことを認めたくなかった。
負けを認めずに、「俺はもう二度と敗北しない。たとえ首を切られようと」
そう心に誓った。
【黒死牟、首を再生する】
黒死牟が気合を入れると、体中の血が止まった。
その様子を察知した行冥は実弥に、攻撃を緩めずに、首を何度も切り落とすように指示した。
「時透と玄弥の命をけして無駄にするな」
行冥が叫んだ時、すでに無一郎と玄弥の命は絶えていた。
「上等だこらああ、消えてなくなるまで刻んやらあ」
実弥は【風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬り】で大きな稲妻を作って、黒死牟の胴を斬った。
行冥は【岩の呼吸 伍ノ型 瓦輪刑部】で、鉄球であたりの床を叩き割りその破片を飛ばして黒死牟をねらった。
その間も、転がり落ちた首は銅とつながろうとしていて、胴もまた再生しようと細胞がうごめいていた。
無一郎が叩き込んだ赤い刀を抜き去れば、まだ再生できる余地があると黒死牟は踏んでいた。
黒死牟は無一郎と玄弥の死を知り、しばらくすれば刀の効力も、血鬼術の効力もなくなるはずだ考えていた。
首を切断すれば、鬼は死ぬと言う事実を克服しようとしていた。
その通り、黒死牟の首は再生して、新しい顔が出現していた。
しかしその顔は、以前よりさらにおぞましい醜い姿になっていた。
実弥はその再生能力に動揺するが、行冥は黒死牟の再生能力は鬼舞辻無惨ほどの速さではないので、何度も首を狙えと攻撃の手を休めなかった。
首の切断の死を克服して、太陽の光以外で、自分は死なないと悟り、黒死牟ははもう誰にも負けないと満足していた。
【本当の願い】
実弥の刀の刃に映し出される己の変わり果てた醜い姿を見て驚いた。
そこへ少年の姿の縁壱が現れ、
「兄上の夢はこのこの国で一番強い侍になることですか?」
と尋ねた。
「俺も兄上のようになりたいです。この国で2番目に強い侍になります」
澄んだ目で黒死牟を見つめる弟の姿を見て、今の自分の姿が本当に侍か、本当に自分が望んだのこんな姿になることだったのかという疑問が始めてよぎった。
そして、無一郎に刺された脇腹から、音を立てて、黒死牟の身体は崩れて行く。
そこを、行冥の刃と実弥の刀が容赦なく襲いかかる。
黒死牟は技を出し、血鬼術を使おうと心で思いながらも、身体の崩壊は止まらなかった。
「まだまだ再生できるはず、まだ負けではない」
負けを認めない黒死牟の前に、80歳の老人の姿の縁壱が姿を見せる。
「おいたわしや兄上」
首を落とされ体を刻まれ潰されてもまだ負けを認めない醜い心 ……
黒死牟は自分が生き恥をさらしていることに気がついた。
こんな醜い姿になるために、何百年も生きてきたのかと自問自答した。
違う。
黒死牟は自分の心をやっと認めた。
ただ弟のようになりたかっただけだった。
黒死牟の身体は崩れ去り、消えていった。
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『鬼滅の刃』最新話【176話】の感想・考察
一点の曇りもない弟・縁壱の心。
そんな弟に嫉妬して、醜い鬼になってしまった黒死牟。
超極悪で、無一郎や玄弥も殺されながら、上弦の鬼たちが死ぬ時はなぜかいつも物悲しさを感じてしまいます。
悪い鬼でさえ、何か悲しさを抱えているのが、鬼滅の敵キャラの魅力ですね。
身体が崩壊してもなお、弟の面影は残っていたのでした。
黒死牟との対決編はこれで終了か?
残るは無惨1人です。
いよいよ炭治郎の出番です。
次回が楽しみです。
次回、『鬼滅の刃』が掲載予定の週刊少年ジャンプは10/7の発売です!