2019年12月16日発売「週刊少年ジャンプ2019年55号」に掲載されている『鬼滅の刃』最新話の第187話。
ジャンプを読んでない方に向けて詳しく内容をお伝えしていきます!
今回も大事な内容になっていますのでお見逃しなく。楽しんでいってください!
目次
【前回のあらすじ】
無惨の血を混入され、昏睡状態の炭治郎は先祖の記憶を夢見る。
現実では炭治郎の看病をしていた村田が、愈史郎の救助へ向かう。
炭治郎は夢の中で縁壱と出会い、話を聞くことになる。
話は縁壱の子供時代から始まり、鬼狩りとなった経緯が明かされ、そしてついに無惨と邂逅するのだった。
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『鬼滅の刃』最新話【187話】のあらすじ・ネタバレ

【縁壱から見た無残】
初めて無惨を見た縁壱は、暴力的な生命力を感じ取ります。
火山から噴き出す岩礁のように、全てを飲み込まんとする男…それが縁壱による無惨の印象でした。
無惨は縁壱を見ると、「呼吸の使い手である剣士にもう興味はない」とつぶやくや、腕を伸ばして攻撃してきます。
恐るべき速さと間合い、かすり傷でも死に至ると直感した縁壱は、生まれて初めて背筋に悪寒を覚えます。
無惨には心臓が七つ、脳が五つあることを感じ取る縁壱。
縁壱はその瞬間、自身が使う剣技の型を完成させます。
縁壱は無惨に飛びかかると、瞬く間にその身をバラバラに刻んでしまいます。
(型が完成した?十三個目の型?知りたい…!)
話を聞いていた炭治郎が、期待を募らせながら、続きに耳を傾けます。
【無惨に逃げられてしまう縁壱】
縁壱にバラバラにされた無惨は、体が再生されません。
困惑しながらも、切断された首が落ちないように支える無惨でしたが…首がつながることもありませんでした。
自分の赫刀が鬼の始祖相手にも聞くのだと実感した縁壱は、無惨にトドメを差す前に、どうしても聞いてみたかった質問をぶつけます。
「お前は命を何だと思っているんだ?」
無惨は答えず、怒りで顔を赤く黒く膨張させ、縁壱をにらみつけるだけでした。
自分の言葉はこの男の心に届かない…縁壱はそう察します。
縁壱はふと、無惨が連れていた鬼の娘に視線を移します。
鬼の娘は無惨のピンチにも動かないばかりか、希望の光に目を輝かせて、成り行きを見守っています。
縁壱がようやく無惨にトドメをさそうと踏み出しますが、それより早く、無惨は自らの意思で体を弾けさせ、無数の肉片となってその場から逃れようとします。
飛び散った千八百の肉片の内、縁壱は千五百と少しをその場で斬り捨てます。
しかし斬れなかった小さすぎる肉片…おそらく合わせれば人間の頭ほどの大きさになる肉片は取り逃してしまいました。
【縁壱に協力する珠世】
立ちすくむ縁壱の傍で、鬼の娘が泣き崩れます。
「もう少しだったのに、まさか首の弱点を克服しているとは…!死ねばよかったのに、鬼舞辻無惨!!」
縁壱は鬼の娘をなだめ、話を聞くことにします。
鬼の娘は珠世という名で、無惨はもう縁壱の前にあらわれないだろうと言います。
縁壱は無惨が弱って一時的に支配から解放された珠世に協力を頼み、珠世はこれを受け入れます。
その後、駆けつけてきた仲間の隊士から、縁壱は兄が鬼になったことを教えられます。
無惨を倒せず、珠世も逃がしてしまい、兄が鬼になったことの責任を問われた縁壱は、鬼狩りを追放されてしまいます。
自刃せよ、という声まであがっていたのですが、六つで当主となったばかりのお館様が阻止してくれたのでした。
【苦しむ縁壱】
「私はきっと、鬼舞辻無惨を倒すため、特別つよく生まれてきたのだ。しかし、しくじってしまった。
これからも多くの命が奪われる…心苦しい…」
炭治郎は縁壱に対してかける言葉が見つかりません。
記憶の持ち主である先祖・炭吉なら何か言ってくれるのではと思う炭治郎でしたが、しばらく沈黙が続きます。
(この人は深く傷ついて、ここへ来たんだ。なんとかしてあげたい…)
そんな中、炭吉の子供が縁壱にだっこをねだります。
縁壱がひょい、と子供を持ち上げると、子供は大喜びして無邪気な笑顔を見せます。
その笑顔を見て、ボロボロと涙をこぼす縁壱。
そこへ炭吉の妻が栗を拾って戻ってきます。
「あれ?縁壱さんじゃない、そんなに泣いてどうしたの?」
縁壱は子供を抱いたままうずくまり、泣き続けていました。
炭吉の記憶を通して、そんな縁壱を見つめていた炭治郎も、同じように泣いています。
(戦いの最中だけど、縁壱さんの心が、少しでも救われることを、願わずにいられない…)
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『鬼滅の刃』最新話【187話】の感想・考察
今回は全編通して縁壱の過去のエピソードでしたね。
無惨を見て型を完成させたという縁壱ですが、無惨に使ったのが十三番目の型、なのでしょうか?
イラストで見れる読者と違って、縁壱から話を聞いているだけの炭治郎は、詳しく説明してもらうか、実際に見せてもらわなければ、十三番目の型を知ることは難しそうですね。
鬼狩りを追放された縁壱ですが、珠世との間に縁が出来たことや、老いて死ぬ間際に黒死牟と戦っていることからも、今後も一人で鬼を狩るために戦いを続けそうですね。
炭治郎が感じているように、果たして縁壱の心が救われることはあるのでしょうか。
少なくとも、生きている間に無惨を倒せないことは確定してしまっているわけですが…何かしらの救いがもたらされることに期待したいです。