『キングダム』最新話「第608話」 | ネタバレと感想【中央軍の勝ち目】

5 min
原泰久/集英社『キングダム』

2019年7月25日発売「週刊ヤングジャンプ2019年34号」に掲載されている『キングダム』第608話「中央軍の勝ち目」

ヤングジャンプを読んでない方に向けて詳しく内容をお伝えしていきます。

今回も見逃せない展開になっています!楽しんでいってくださいね。

※ここから先はネタバレを含みます

【前回のあらすじ】

本能型・知略型の両方を兼ね備えた強敵「李牧」を、それを上回る戦術で追い詰めていく秦軍の総大将「王翦」。

戦いの最中、単独でおもむろに前に出てきた王翦はなんと「私と一緒に来い 李牧」と李牧に向けて言い放った。

あたり一帯の空気が固まる。

果たして李牧はどう応えるのか・・・。

 

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『キングダム』最新話【第608話】のあらすじ・ネタバレ

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原泰久/集英社『キングダム』
原泰久/集英社『キングダム』

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『キングダム』最新話である第608話「中央軍の勝ち目」のあらすじ・ネタバレを詳しく書いていきます。

【李牧を勧誘する王翦】

向かい合う李牧と王翦。

険しい表情をする李牧に対し、王翦は言った。

「私と一緒に来い 李牧」

「お前が私と組み力を貸すなら 二人で全く新しい最強の国を作ることが出来る」

直後、カイネが「なっ・・・ こっこの状況でまさか敵国登用だと!?」と驚くと、同じく李牧軍の傅抵は「いや ちょっと待て・・・ あいつ今・・・ 秦軍の大将軍のくせして 国をっ・・・ 国を作るって言わなかったか!?」と叫んだ。

一方で王翦軍の側近たちは表情を変えず、ただその場を見つめるだけだった。

少し考えた後、李牧は口を開いた。

「・・・王翦 私はあなたのことをそこまで詳しくは知りません しかしこれはあくまで私の直感ですが あなたは国を亡ぼすことはできても 国を生み出すことはできない人間です」

【李牧の応え】

王翦をはじめとした王翦軍の側近たちは表情こそ変えないものの、その目には驚きや怒りが浮かんでいた。李牧は続ける。

「王翦 あなたは恐らく この場にいる誰よりも愚かな人間だ」

そう李牧が言い放つと、王翦の目には先ほどよりも怒りの感情が浮かび、「・・・それが 応えか」と静かに言った。流石に王翦軍の側近たちの表情にも動揺が浮かび始める。王翦は続けた。「李牧 あえて報われぬ道を 選ぶか」

王翦の問いに、李牧は応える。

「報われぬとか そう言う話ではないのですよ おっしゃる通り 私の双肩には趙国の命運がのしかかっている だからどんな苦境でも全てをかけて戦うのです ・・・大義です 己を最上に置く歪んだあなたには理解はできないでしょうが」

それを聞いた王翦は理解に苦しむ様子で「・・・ 悲痛な叫びにしか聞こえぬな 李牧」と告げた。

少し間をおいて李牧は応える。「・・・そうでもありませんよ 私はある時から 守るものがあったほうが 燃えるようになりましたので・・・ 趙国を亡ぼすことは 私が決してさせませんよ 王翦」その顔には強い決意が宿っていた

それを聞いて王翦は右手を高く掲げ「必ず後悔するぞ 李牧」と告げる

兵たちはすぐさま戦闘態勢に入る。李牧の「それはあなたの方です」という返答と同時に、「李牧を殺せ」と王翦は右手を下ろした。

王翦の号令と共に、先ほどまで静かだったあたり一面が戦場と化す。

号令を待ちわびたかのように倉央は糸凌と共に李牧の首を狙いに動き出し、田里弥は王翦の護衛と李牧を左右から包囲するように兵たちに命じた

また、李牧軍の傅抵は王翦を狙い、カイネは李牧を守るように部下たちに命じる

後方に下がりゆく王翦と李牧は互いに視線を交わす。王翦は「程なくして右翼が抜けてくる・・・」と、李牧は「秦右翼を頼みとしてもムダですよ・・・」と真逆の思惑を抱きながら、「お前」「あなたに」「勝ち目はない!」と同じことを思うのだった。

【飛信隊はその頃】

その頃秦右翼の戦場では、飛信隊が激しい攻防を繰り広げていた。

信は戦っているうちに調子が戻ってくると踏んでいたのだが、一向にその気配がないことに違和感を感じていた。ガクッと肩が落ちる。「傷口とかじゃねェ・・・ 昨日の・・・ 趙峩龍との一戦が想像以上に 重かったのか・・・」と、改めて趙峩龍との戦いの過酷さを思い出す。

そんな中で十槍の平秀と合間見える我呂は、平秀の一撃を体に受ける。「”第三槍”この平秀に対しよくやった方だ 誇れ そして死ね」と告げ、平秀が槍を構え、我呂も死を決意するかというその時。

槍を構えた平秀の右腕に、どこからともなく飛んできた矢が刺さり、動きが止まる。我呂はその隙を見逃さなかった。すぐさま矛を振りかぶり、平秀の胴体へ「オラァ」と振り下ろす

平秀はその場へ倒れ、仲間たちが我呂の元へ駆け寄る。我呂は飛んできた矢が誰が放ったものなのか、確信があった。

弓矢兄弟の仁の矢だ。しかし、我呂を助けた張本人であるはずの仁の顔は険しい。なぜなら、平秀の腕に刺さった矢は頭を狙って放ったはずのものだったからだ。

仁は連日撃ち続けたせいで、腕にも弓にも限界が来ていたのだ。そのことに気づいていた弟「淡」は、焦りからか仁からの矢の補充を催促されているのに気付かず矢を放つ。しかし淡の矢は当たらない。人が死ぬことに慣れていないのだ。

そんな淡の様子を見て仁は諭すように言った。「・・・淡 ムリに撃たなくていい だけど兄ちゃんと約束しろ 淡 兄ちゃんが撃てなくなったらその時は代わりにお前が撃て この戦争には俺たち兄弟の力が必要なんだ」

それを聞き淡は涙を流しながら「分かった 分かったよ兄ちゃん」と力一杯答え、仁は再度淡に矢を催促した。

方々で死闘が繰り広げられる右翼で、また大きな戦いが始まろうとしていた。王賁と堯堯雲である。

目の前に現れる王賁に対し、堯雲は「来たか 王賁」と待ちわびていたかのように告げた。

 

『キングダム』最新話【第608話】ネタバレの考察ポイント

王翦の思惑

王翦がまさかの「国を作る宣言」をしました。

王翦が敵である李牧を勧誘したということは、秦国の誰よりも李牧のことを認めているんですね。まあ、もちろん李牧は断る訳ですが、これは「だろうな」という感じ。

それよりも気になるのが、王翦が「国を作る」宣言をした時の側近たちの反応です。

驚く李牧軍たちと対照的に、王翦軍の側近たちは表情を変えていないので、王翦がその発言をすることに違和感を感じていないように思えます。

しかも、その後の王翦の号令にも待っていたかのように戦いに入りました。ぶっちゃけ、王翦の「国を作る」発言って反国的だと思うんですが・・・。

もしかすると、王翦のその目的を知っていたのかもしれません。知っていた上で、従っている。

なんか深いモノがありそうですね・・・。最悪王翦が敵に回るかも。これから王翦軍にもっとスポットを当てた物語がありそうです。

調子が戻らない信

趙峩龍との戦いでなかなか調子の戻らない信も心配です。

右翼を突破しないと秦軍に勝ちはありませんからね・・・。

また、李牧の思い描くストーリーでは右翼は突破してこないようで・・。趙峩流が倒されるなど、勢いは秦にあるのにも関わらず趙の勝ちを確信しているというということは、まだ隠している秘策があるのでしょうか。

その秘策によって、調子が戻らない信に危機が迫る。十分ありそうな展開です。

仁と淡

弓矢兄弟が久々に登場しましたが、あまり好ましい状況ではない様子でした。

というか・・・疲弊する仁が淡に自分が死んだ時のことを託すって・・・死亡フラグとしか思えないのですが・・・。

まあ確かに、臆病なキャラクターが味方の死によって、大事な人を失いたくない気持ちを源に戦う勇気を得る展開はよく見ます。

近いうちに、淡の覚醒が見られそうですね・・。

王賁と堯雲

再戦です。

それにしても王賁。瀕死になってから数日しか経っていないのですが戦えるまでに回復したとは思えないのですが・・・。

堯雲は趙峩流から信に関する伝言も託されていますし、王賁に倒されると信に会うことができません。

そんなことを考えると、王賁が破れる未来が十分にあります。

しかし、王賁は物語上どう考えても重要キャラクターですし、一度死にかけて復活した王賁が負けるとも思えません。

単純な勝ち負けではない展開が待っていると思われます。

『キングダム』最新話【第608話】ネタバレの感想

予想通り王翦の勧誘が成就せず、両軍の戦いが始まりました。

しかしながら、この戦いの勝敗は右翼にかかっており、信と王賁の活躍が必要不可欠。

信は不調ですし、王賁も全快とは言えないですが、きっとまた進化を遂げてくれるはず。

次回、『キングダム』608話が掲載される週刊ヤングジャンプ35号は8/1の発売です!

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書いた人
きりん

きりん

『好きなだけ漫画を語る。』そう思い立ち『きり漫』を立ち上げました。内容は大好きな漫画やアニメ・海外ドラマのこと。プログラミングもします。

私の発信する情報が皆さんのためになる事を願って記事を書いています。

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