漫画

『天国大魔境』の紹介と感想。荒廃した世界の謎を考察していく

「このマンガがすごい!2019」オトコ編で1位を獲得した『天国大魔境』。

『それでも町は廻っている』の作者である石黒正数さんの新作ということで読んでみましたので感想を書きたいと思います。

きりん
きりん
不思議な世界観でした。

 

『天国大魔境』のあらすじ

壁に囲まれた施設から物語が始まる。出典:石黒正数『天国大魔境』壁に囲まれた施設から物語が始まる。出典:石黒正数『天国大魔境』

 

美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。少年・トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取る。一方、外では、マルとおねえちゃんがサバイバル生活をしながら、天国を求めて、魔境となった世界を旅している。

引用:Amazon

物語は壁に囲まれた施設の中で始まります。

隔離された空間には子供達や先生らしき人が住んでいて、彼らの生活が描かれています。どうやらこの空間を中心に話が進んでいく様子。

きりん
きりん
この辺りは「このマンガがすごい!2018」オトコ編で1位を獲得した『約束のネバーランド』にも似ています。

施設から脱出する話なのかな?と思いきや、話は壁の外に移ります。

壁の外には崩壊した日本らしき光景が広がっており、「マル」と「キルコ」という少年少女の二人が何らかの目的を持って行動しているようです。

崩壊した世界を旅する「マル」と「キルコ」。出典:石黒正数『天国大魔境』崩壊した世界を旅する「マル」と「キルコ」。出典:石黒正数『天国大魔境』

話が進むと他の生き残っている人たちや人を襲う化け物「ヒルコ」が出てきたりして、少しずつ世界観が明かされていきます。

謎の化け物ヒルコ。出典:石黒正数『天国大魔境』謎の化け物ヒルコ。出典:石黒正数『天国大魔境』

『天国大魔境』は負担なく読めるサバイバルSF

本作はジャンルで言うとサバイバルやSFの部類に入ります。(SFやや強め)

またSFの中でもシリアスな方ではなく、合間合間に笑いどころがあるのでゆるく読めます。

独特な世界観ゆえに色々な謎が描かれていますが、これらが程よいペースで明かされていくので読んでいて置き去りにされる感じがないのも好印象。

パッと見でセリフが少なく読みやすいですよね。

セリフが少なく読みやすい。出典:石黒正数『天国大魔境』セリフが少なく読みやすい。出典:石黒正数『天国大魔境』

普段SFに触れない人にもオススメですし、物語の先を想像しながら読むのが好きな人にオススメの漫画といえます。

『天国大魔境』第1巻を読んだ感想

『天国大魔境』第1巻を読んだ感想(気になるポイント)です。

人を襲う「ヒルコ」とは何なのか

崩壊した世界で生きるのは難しいです。それは人を襲う「ヒルコ」という化け物がいるから。

人間を見るとすぐさま襲ってくるあたりはテラフォーマーズのゴキブリのようです。

ヒルコに関して現時点で分かっていること。

ヒルコの特徴
  • 人をえさにすること
  • 少し知能がある
  • 無敵ではない

「少し知能がある」のは、マルとキルコが泊まった旅館の女将さんが、何回もヒルコに遭遇しながら生き延びていたんですよね。その理由が「餌(お客さん)を連れてくるからおかみさんを生かしていた」みたいな描写があることからわかります。

化け物だし知能もあるし絶望的だな・・・と思うんですが、マルの不思議な能力とキルコのレーザーガンっぽい銃でヒルコが倒されています

なんでもありか。

 

この辺りの超能力を出しちゃうといかに根拠を付けるかが大事になってくるので今後の展開が気になります。

過去に何があったのか

崩壊した世界とそこに徘徊する人を捕食する化け物「ヒルコ」。過去に果たして何があったのかと言う点は気になります。

崩壊した世界にも人は生き残っていて、彼らがマルとキルコを崩壊した世界で産まれた「無法世代」と読んでいることから、十数年が経過していることがわかります。

現時点でわかること。

  • ある程度人が生き残り子孫がいるので「ヒルコ」はそこまで多くはない
  • 世界が崩壊してから十数年間程度経過している

 

ってことは、「ヒルコ」によって世界が崩壊されたんじゃなくて、世界が崩壊した後に「ヒルコ」が現れたんじゃないか?みたいな考察もできますね。

 

世界を崩壊させられるほどヒルコの数は多くないような気がします。

「天国」と称される壁の中は何なのか

あと気になるのは、マルとキルコが目指している「天国」という場所。

天国を目指すマルとキルコ。出典:石黒正数『天国大魔境』天国を目指すマルとキルコ。出典:石黒正数『天国大魔境』

この場所が実は壁に囲まれた施設の中のことなんです。

施設の中では子供たちと先生らしき人が暮らしていて、ある程度の秩序もあります。

施設の運営者であるおばあさんが「外の世界は怪物がいて地獄だ」と言っており、「ヒルコ」の存在を認識していることがわかります。

世界が崩壊してからできた施設なのでしょうか。

 

また本作の最大のポイントとも言えるのが、この施設の中にマルとキルコにそっくりな少年少女「トキオ」と「ミミヒメ」がいること。

施設がクローン人間養成所説も浮上したりしますが、マルとキルコはこの施設のことを知らないみたいなんですよね。

「天国」を目指している理由がまだわからないのでなんともいえません・・・。

『天国第魔境』第1巻は丁寧な描写だった

多くの謎がある本作ですが、SFゆえに独特な設定がたくさんあります。

第1巻でその設定が説明されるのですが、そのペースと展開が丁寧な印象でした。

逆にいえば伏線を散りばめるターンが多いので退屈な印象もあります。が、考察が好きな人には間違いなく楽しめる作品のはず。

今後の展開で伏線が明かされていくことが予想されるので、盛り上がってくることが期待されます。

以上、天国大魔境の感想でした。

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きりん
『好きなだけ漫画を語る。』そう思い立ち『きり漫』を立ち上げました。内容は大好きな漫画やアニメ・海外ドラマのこと。プログラミングもします。 私の発信する情報が皆さんのためになる事を願って記事を書いています。
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