2020年1月24日発売「月刊アフタヌーン2020年2号」に掲載されている『ヴィンランド・サガ』の最新話である第169話。
月刊アフタヌーンを読んでない方に向けて詳しく内容をお伝えしていきます!
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目次
前回のあらすじ
ヴァイキングたちの集まる民会(シング)に出席したトルフィン。
トルフィンはそこでヴィンランドを目指す計画を打ち明け、参加希望者を募る。
ただし、条件として剣の持ち込みは禁止する。
とある兄弟はその条件を知って参加をしぶるが…
夜になって巨大な男?女?ハルヴァルが、トルフィンの話を聞きにやってくるのだった。
https://www.suzuco.net/entry/vinlandsaga-netabare-168/
『ヴィンランド・サガ』最新話【第169話】のあらすじ・ネタバレ
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【逃亡奴隷ハルヴァル】
トルフィンの元を訪ねてきたハルヴァルは、家の中に招かれ、熱いスープをごちそうになります。
エイナルやグズリーズなど、中にいた全員がハルヴァルの大きさに驚き、そしてある人物とそっくりなことに動揺します。
そんなハルヴァルですが、スープをフーフー冷まして上品な仕草で口にすると、ほほに手を当てて「おいしい」と顔をほころばせます。
その所作を見たグズリーズとユルヴァは、(!?とてもかわいい!!)と驚愕。
「私、逃げてきた奴隷なんです。民会でトルフィンさんのお話を聞いて…逃亡奴隷もヴィンランドへ行けますか?」
おそるおそる尋ねるハルヴァルに、「もちろんです」と笑顔で答えるトルフィンでしたが
…。
「あなたの所有者と話をつけねばなりまsねん。どこから来たんですか?」
トルフィンがハルヴァルのそう尋ねると、横で話を聞いていたユルヴァが「まさか…」と顔をしかめます。
ハルヴァルは「ハーフダン様の…」と言いかけたところで、ユルヴァは「ストーップ!!」と叫び、ハーブがらみのいざこざはもうこりごりだ、と話を打ち切ろうとします。
【ハルヴァルは女の子…?】
騒ぎ出すユルヴァの相手をトルフィンがしているうちに、エイナルがハルヴァルの話の続きを聞きます。
ハルヴァルはハーフダンから何かひどいことをされた…というわけではなく、逃亡でもしない限りお仕置きはなかったと言います。
ただ、男の人と相部屋なのが恥ずかしかったのだ…と。
「あなたは女の子なのね?」
トルフィンの母にそう聞かれ、ハルヴァルは恥ずかしそうに顔を隠しながら肯定します。
グズリーズがそんなハルヴァルに、「あなたのことをもっと聞かせてもらえる?特に…お父さんのこととか…」と踏み込んだ質問をします。
ハルヴァルはなぜ父のことを聞かれるのかわかりませんでしたが、ぽつりぽつりと語り始めます。
【ハルヴァルの出自】
ハルヴァルはアイルランドの生まれでした。
父親のことは良く知らないものの、強くて嵐のような将軍だと聞かされていました。
父の名前を聞かれたハルヴァルでしたが、周りはみんな「殿様」「お父様」などと呼んでいたため、本当の名前を忘れてしまっていました。
ハルヴァルの父は、ハルヴァルが生まれたのを知ると、「今日から戦場で育てよう!俺の子だから強い戦士になるぞ!」と大喜びでした。
しかし、息子が船上へ連れていかれてしまう…と焦った母は、「その子は女の子なんです!」と嘘をつきました。
父はハルヴァルに興味を失い、養育費を置いて、また次の戦争のために出かけていってしまいました。
それからハルヴァルは、戦争へ連れていかれないため、嘘をつきとおすため、母から徹底的に女の子として育てられました。
お料理、お行儀、お裁縫など…優しい母から女の子の作法を教え込まれたハルヴァルは、自分でも自分のことを女の子だと信じて育ちました。
父も時々会いに来ましたが、嘘がばれることもなく、年月が経っていきました。
しかし、ハルヴァルは成長するにつれ、体は巨大になり、顔も父に似てきてしまいます。
苦しんで泣き出すハルヴァルを、母は「泣かないでコーデリア」となぐさめてくれました。
(コーデリア、というのは母がつけてくれた女の子の名前でしたが…巨大な体で女の子っぽい名前を名乗るのが恥ずかしく、父につけられたハルヴァルという男の子の名を名乗っているのでした)
やがて成長したハルヴァルの元へ、父が婿を連れてやってきます。
しかし、巨大になった姿を見られれば流石に嘘がばれてしまうと焦り…ハルヴァルと母は舟に乗って逃げることを選択しました。
「コーデリア、あなたがあなたのまま暮らせる土地が、きっとどこかにあるわ。一緒に探しましょう」
母はそう言ってくれましたが…乗り込んだ舟が嵐に会い、ハルヴァルは母と離れ離れになってひとりで浜辺に漂着。
ハルヴァルは母の為にもあきらめず、自分が自分のままで暮らせる土地を見つける、と誓います。
その後は奴隷商人につかまってしまい、売られに売られ、アイスランドまでやって来て…今に至るのでした。
【ハルヴァル改めコーデリア】
「トルフィン!コーデリアをヴィンランドへ連れていけ!!」
話を聞きながら号泣していたユルヴァは、先ほどとは間逆のことを言い出します。
「姉上、もちろんだ。俺も彼女のような人を待っていたんだ…。コーデリアさん、一緒にあなたがあなたのまま暮らせる国を作りましょう」
トルフィンの言葉に、コーデリアは感激します。
しかしそこへ、バン、とドアを開けて荒々しく男たちが入ってきます。
「やはりここか、ハルヴァル」
男たちを引き連れて家に入って来たのは、ハーフダンでした。
おびえるハルヴァル(コーデリア)に、ハーフダンはジャラ…と鎖の音を聞かせるのでした。
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『ヴィンランド・サガ』最新話【第169話】の感想・考察
ハルヴァル(コーデリア)はやはりトルケルの子供、で間違いなさそうですね。
ただ、回想シーンでは名前が伏せられ、顔もはっきり描かれなかったのは、ひょっとしたらトルケルの子供と思わせておいて別の人物の子供…という可能性も一応まだなくはない、かな、という気もします。
そしてラストでハーフダンが現れましたが、トルフィンはハーフダンからヴィンランド開拓の支援を受けている身。
どうやって解決するんだろう、と思いましたが、そういえばトルフィンが幼少期にも似たようなことがあり、ハーフダンの所から逃亡奴隷が逃げてきて、その際はトールズが上手く対応していましたね。
成長したトルフィンが、かつて何もできなかった子供時代と同じような状況で、どんな対応を取るのか、次回が楽しみです。