
ということで、約束のネバーランドに関するパクリ疑惑について調べましたのでその真相をお伝えします。
目次
『約束のネバーランド』パクリ疑惑の真相

巷で約束のネバーランドに設定が似ている作品があると話題です。
その作品とはヨナガノベルというブログサイトの作品である『チルドレンズボーン』。
チルドレンズボーンはこちらで読めます。
結論から言うと全くパクリじゃ無かったです。
と言うのも明確な理由がありまして、『チルドレンズボーン』の作者さんが公式に「パクリじゃないです」って言ってるんですよね。
引用がこちら。
現在、インターネット上で『チルドレンズボーン』が週刊少年ジャンプに連載されている『約束のネバーランド』のプロトタイプであるというデマが流れています。
当ブログの作品は、『約束のネバーランド』
並びに原作者の白井カイウ先生とは何の関係もございません。
関係者の皆様のご迷惑にならないよう、ご注意下さい。
二つの作品に酷似している部分があるとのご指摘を頂いておりますが、現在確認できていない状況です。
できるだけ迅速にご返答をさせて頂きたいのですが、もう少しお時間を下さい。
取り急ぎ簡単ではございますが、ご連絡させて頂きます。
この度の件でお騒がせしてしまった方々に、ブログの運営者として謝罪申し上げます。
(2017/03/20 冬畑)
引用:ヨナガノベル
と言うことで一件落着ではあるんですが、そもそもパクリだと言われた原因の似てる部分ってなんだったんでしょうか?
ヨナガノベルのあらすじ

――2114年。
著しく遺伝子工学が発達した世界。
出産前から親が子供を遺伝子操作する事はもはや一般的であり、世界中の人間達は容姿の美醜から知力まで高水準で競い合っている。
一方その傍らで『デザイン』に失敗した子供は差別の憂き目にあい、彼らは『Capricious‐germline Created Child』を略して『C3』と呼ばれていた。
若林浮穂(わかばやしうきほ)もそんな社会的には恵まれないC3の一人だ。
物語は浮穂が四国にある小さな島に辿り着いたところから動き始める。
両親の束縛を逃れてC3の養育施設『カラヴィンカ・ビレッジ』に入所した少女は、新しい人間関係の中で未知なる生活をスタートさせる。
というあらすじですが、主人公が女の子というところとか、物として扱われるために産まれた境遇とかは確かに約束のネバーランドに似ているような気はしますね。
もう少しチルドレンズボーンと約束のネバーランドの共通点を比較してみます。
約束のネバーランドとチルドレンズボーンを比較してみる

表で比較しやすくしました。
約束のネバーランド | チルドレンズボーン | |
発表年 | 2016年 | 2014年 |
時代 | 2045年 | 2114年 |
主人公 | 少女(12歳) | 少女(13歳) |
ストーリー | 食べられる運命を知り脱獄を計画 | 殺される運命を知り脱獄を計画 |
隔離施設 | 崖に囲まれてる | 海に囲まれてる |
施設の秘密 | 12歳までにGFハウスを出るが実は鬼に食べられている | 18歳までに施設を出るが実は施設員に殺されていた |
こうして見ると結構共通点もあって、特に主人公はエマに性格とか似てる気がします。
と言っても逆に似ていない部分もたくさんあるわけでして・・例えばこの3点。
- 『約ネバ』は最初から施設で生まれ育つが『チルドレンズボーン』ではある程度育ってから施設に入る
- 『約ネバ』には超能力は出てこないが『チルドレンズボーン』は超能力を使える
- 『約ネバ』では鬼が敵だが『チルドレンズボーン』では大人たち(国)
結構違うじゃん!って感じ。
もっと言えば、『約束のネバーランド』は最初から食べられるために子供達が育てられますけど、『チルドレンズボーン』では遺伝子操作の結果失敗した子供が殺されるという点も違います。
まとめに入りましょう。
まとめ:確かに似てるけど・・・

設定は確かに共通点も多く似てると言われるのも納得ですね。
とは言え・・・違う部分も多かったのでパクリではないのかなと。『チルドレンズボーン』の作者さんも関連はないと言っています。
似てる部分にだけ目を当てると思い込みが生まれちゃうので危ないですよね。
少し話はずれますが、僕としては『パクリだ!』とか必要以上に騒ぐのはナンセンスかなという意見です。
どちらも素敵な作品だと思いますし、この疑惑のおかげで『チルドレンズボーン』に出会えたので。
『あしたのジョー』と『はじめの一歩』とか、『ワンピース』と『FAIRY TAIL』とか、似ているけどどっちも面白い作品ですよね。パクリだなんだってどちらかが潰されていたら僕たちは出会えてない作品だったわけですから。
ということで、「約束のネバーランドはパクリじゃないよ!」って記事でした。
あなたがこの記事を読んで約束のネバーランドを嫌いにならずに済めば一ファンとして嬉しいです。